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消えるコトバ・消えないコトバ
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ルポ・エッセイ
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発見

『消えるコトバ・消えないコトバ』
[著]外山滋比古 [発行]PHP研究所


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 明治のはじめ、日本は固有の文化はすべて価値なしと考えた。わけのわからない人間だけでなく、国中が外国のもの、舶来のものはすぐれている。在来のものはガラクタであると、知識人も一般も思いこんだ。


 そんなとき、フランスへ陶器を輸出することになった。陶器をそのままでは破損するおそれがあるので、詰めものを入れた。適当なものがないので、古い浮世絵を丸めて入れた。浮世絵は紙くず同然、タダみたいだったらしいから、陶器を送るときの詰めものにすれば、もってこいである、と考えたのであろう。


 買い入れたフランス側がおどろいた。陶器ではなく、詰めものにされている浮世絵である。


 ヨーロッパの人がまったく知らない美の世界である。

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