『本当は脳に悪い習慣、やっぱり脳にいい習慣』
[著]瀧靖之
[発行]PHP研究所
じつは「叱る」より「褒める」が大事
立場上、私には大勢の部下や教え子がいますが、これまで声を荒げて叱ったことは一度もありません。優秀な人材に恵まれたためでもありますが、たまにミスがあったとしても、せいぜい軽く注意するくらいです。今後も、この姿勢は変わらないでしょう。
無理に感情を抑制しているわけではありません。根本にあるのは、人をリスペクトする気持ちです。相手が部下であれ学生であれ、必ずいいところがあります。常にその部分を見つけて学ぼうという姿勢を心がけているため、「怒る」「叱る」という気持ちにそもそもならないのです。
ちなみに「大学医学部の教授」と言えば、山崎豊子さんの小説『白い巨塔』が有名でしょう。