『道徳の教科書 善く生きるための七十の話』
[著]渡邊毅
[発行]PHP研究所
苦労をともにした経験が友情を育てる
「ひとりぼっちはいやだ、話し相手がほしい」といった独りよがりな気持ちだけでは、親友・良友は得られません。何の犠牲や努力も払わずに、一緒にいてただ楽しいというだけで友情が成り立つと思ったら、それは甘い考えです。
一緒にいて楽しいというだけの友情は、本物ではありません。むしろお互いに苦労をともにするという経験が、たしかな友情を築くよいきっかけになることがあります。