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なぜ男は「そんなこと」で怒るのか 解決脳と認知資源――男が怒る理由は2つしかない
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生き方・教養
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第8章 男が怒る理由は2つしかない

『なぜ男は「そんなこと」で怒るのか 解決脳と認知資源――男が怒る理由は2つしかない』
[著]安間伸 [発行]ゴマブックス


読了目安時間:19分
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第1節
どうでもいいことに人を使うな



 男に期待をかけると「ピグマリオン効果」でやる気を出し、実際に「できる男」になる、と書きました。

 逆に言えば男を怒らせたり、やる気を失わせたりするには、期待をせずに侮蔑したり軽んじたりを続ければ良いのです。すると、ある瞬間に心がポッキリ折れて、自殺・失踪・テロなどに走ります。

 これは男も女も関係なく、一般的に言えることです。しかし男は一番を目指す習性があるので、平均で満足する習性がある女よりも侮辱によるダメージが大きいのです。



 人間は、どうでもいい仕事に使われるほど悲しいことはありません。
この洗濯物が乾くまで、おまえは両手を使って広げておけ」

 と命じられたら、あなたはその人から「物干し竿ぐらいの存在」にしか思われていないということです。
うどんをお湯に入れたから、2分経ったら教えて」

 と言われたら「あなたの能力は、せいぜいキッチンタイマー代わりになる程度」というメッセージです。

 ヒマそうにしているからと何気なく頼んだつもりでも、とんでもない侮辱になっていることがあるのです。



 これらを「親愛の情」と受け取る男はいません。自分の会社の社長に、そんなことを頼む人はいないでしょう。どうでもいいことや、機械・設備で代替できることを他人に頼むのは、その人の時間や認知資源を「その程度のもの」と軽く見ているからです。

 これをやられて怒らない場合もあります。たとえば給料を1000万円もらえるのであれば、くだらない仕事であっても自分の価値を認めてくれたことになります。自分が雑用を引き受けますから、どうぞ好きにやってくださいと考えるでしょう。あるいは最初から自分の価値を低く考えている人は、他人からそのような扱いを受けても怒らないかもしれません。

 しかし普通の男は、どうでもいいことに自分を軽く「使われること」に対して怒ります。一番を目指す本能がそうさせるのです。「おまえ、ちょっとパン買ってこいや」が男同士のマウンティングや侮辱の言葉として使われるのは、そういう理由です。

 これが時間価値や認知資源に敏感な人や、自己評価が高い人になると気が狂ったほど怒ります。大学生ぐらいまでの男同士なら、殴り合いの喧嘩になるでしょう。

 しかし相手が彼女であった場合は軽く扱われても殴るわけにはいきませんし、口げんかになれば勝てません。相手にするのも資源の無駄だと考えるので、少しだけ怒ってあとは無視します。

 だからと言ってその男と彼女の関係に問題が生じなかった、と考えるのは大間違いです。何度も同じことをすれば彼を侮蔑している人物として、彼女は避けられるようになるでしょう。

 それでも追いかけて話しかけるのは、「シカトしてんじゃねえよ。さっさとパン買って来い」と絡み続ける不良と同じです。これでは仲直りするどころか、憎しみの対象にクラスアップです。


男はプライドが高い」と言われるのは、一番を目指して上の地位を目指す心の働きが強いためです。

 しかし彼女や子供はそれが弱いですから、気付かないうちに彼のプライドをズタズタに踏みにじることを繰り返しやってしまいます。他の男に対しては怒鳴って喧嘩すれば済む話でも、家の中で囚われて繰り返し侮蔑されるのではたまりません。それをやられ続けているうちに「逆ピグマリオン効果」が働き、無気力な男になってしまいます。

 そうなってしまう彼のほうにも、やや問題があります。最初に怒って強く断らなかったために、軽く扱われる状態を「普通」にしてしまったのです。

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