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読む麻薬 「現代の悪魔」の歴史と恐ろしさがわかる本
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政治・社会
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9 アフガン出兵でソ連が終わった

『読む麻薬 「現代の悪魔」の歴史と恐ろしさがわかる本』
[著]柘植久慶 [発行]PHP研究所


読了目安時間:8分
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安易に考えていたソ連のアフガン攻略



 アフガニスタンは古代──アレクサンドロス大王の東征の時代から、東の要衝として知られた。第二の都市であるカンダハルは、「イスカンダル」(大王の現地語発音)によって命名されたことで知られる。


 イギリス軍は一八七九年に、インドから有名なカンダハルへの進軍を実施した。フレデリック・ロバーツ将軍の率いる部隊だった。どうしても確保せねばならない、重要拠点だということが地政学的にもわかる。


 そうした条件下にあるアフガニスタンだけに、帝政ロシアそしてソ連という北に位置する大国は、早くからここに目をつけ、支配下に置くことを目論んだ。そして一九七三年に共産主義者の手で、王制の打倒に成功したのである。


 彼らはゆっくりと権力奪取に着手し、一九七八年に完全な共産革命に漕ぎつけた。ところがアフガン人は共産政権を嫌い、アミンによるクーデターがモスクワ離れを示すと、一九七九年にソ連は軍事介入して全土を占領した。


 ソ連の指導者たちと軍部は、軍事でもってアフガニスタンの反政府ゲリラなど容易に鎮圧できる、と考えていた。ヴェトナムにおけるアメリカ軍の失敗は、深いジャングルがあったからだ、というのが彼らの分析だった。それに対してアフガニスタンは、全土が岩山で逃げ隠れが難しい、というわけである。


 ソ連軍は慎重に検討した結果、アフガン派遣軍に中央アジアの部隊を選んだ。ウズベキスタンやタジキスタンといった方面からの選抜で、彼らは民族的にもアフガン人に近く、しかも言語的にもパシュトゥー語に似たものを喋った。

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