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子どもの頭が45分でよくなるお父さんの行動
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教育
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はじめに──目の前にいるわが子を笑わせよう

『子どもの頭が45分でよくなるお父さんの行動』
[著]陰山英男 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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 私は30年余、小学校教師として教室で子どもに接し、私生活では3人の子の父親として子どもを育ててきました。子どもが大好きな私にとって、公私ともに子どもにかかわってこられた日々は、幸せな時間の連続と言えます。


 わが子が小さいころ、私は兵庫県(あさ)()町立(現在は朝来市立)山口小学校に勤務していました。時々、家族と一緒に車を走らせ日本海を見に行きました。波打ち際で遊ぶ子どもたちを見て、「なんて幸せなんだろう。子どもたちがこれ以上大きくならず、この瞬間が永遠に続かないかなあ」と感じたものです。


 しかしその後、私は急に多忙になりました。兵庫県の小さな町の一教師だった私が、当時の学習指導要領、いわゆる「ゆとり教育」に対して、「読み書き計算の基礎練習」と「早寝早起き朝ご飯」の生活習慣で子どもたちの学力を再生する、という現場の工夫を世に訴えたことがきっかけです。


 メディアなどで取り上げられると反響を呼び、生活が激変しました。まるでジェットコースターに乗っているかのような十数年間を過ごすことになったのです。


 家族と一緒に過ごす時間が取れずコミュニケーション不足を痛感しました。理想の公教育とは何かを訴えて行動したり発言したりしているのに、肝心のわが家は父親である私の度重なる仕事の変遷に翻弄されて混乱しました。


 仕事と家庭のバランスを取るというテーマは、どのお父さんにとっても難題だと思いますが、その問題に私も直面したのです。難しい局面でしたが家族の協力もあり、かろうじて家庭を持ちこたえさせ、やがて子どもたちもそれぞれの道を見つけて羽ばたいていってくれました。


 今、この本を手に取ってくださっているのは、子育てのさなかにいるお父さんか、お父さんにもっと子どもの教育にかかわってほしいと思っているお母さんだと思います。


 わが子をどのように育てていったらいいのか、お父さんもお母さんも日々試行錯誤なさっていることでしょう。


 この本では、教師をしてきた立場と、3人の子育てをした父親の経験の両方の視点から、どのように子どもと向き合ったらいいかを述べました。父親としてうまくいったと思うことも、うまくいかなかったことも含め、「もし、もう一度子育てをするとしたらどうするか」と考えた時、若いお父さんたちに伝えたいことがたくさんあることに気づいたのです。


 近々、教育制度は受験システムも含めて激変します。それに対して父親としてどう情報を集めて家族にフィードバックし、子どもにとって最善の道を見つけるか、知っておきたいリアルな事実を紹介しています。母親にはなかなか難しくて、父親にしかできない仕事というものが子育てにはあるのです。


 父親としてこうあったらいいでしょうという「父親論」から、父親が家庭学習や生活習慣にかかわる具体的な方法、家族、特にパートナー(子どもにとってはお母さん)とのコミュニケーションの取り方も、自戒をこめてお伝えしました。


 皆さんよりも少し先輩の父親として私が言えることは1つだけです。


 それは、

「未来の子どもを幸せにしたいなら、今、目の前にいる子どもを笑わせること」。


 これに尽きます。将来を楽しみたいから今は苦しくてもがんばるのではなく、たいへんなことも含めて今を楽しんでしまいましょう。


 子どもの「お父さんて楽しそう」という思いと、「親に愛されて幸せだった」という記憶は、何事にも向かっていける原動力になり、いい人生を送る基盤になるでしょう。


 この本が子育て中のお父さんの参考になることを願っています。


〓山英男 

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