読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

犬耳書店はRenta!へ統合いたします

(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

0
-2
kiji
0
0
1209778
0
面白くて眠れなくなる遺伝子
2
0
0
0
0
0
0
雑学
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
ヒトゲノムを解読せよ!

『面白くて眠れなくなる遺伝子』
[著]竹内薫 [著] 丸山篤史 [発行]PHP研究所


読了目安時間:15分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ

そもそもゲノムって?

「ゲノム」という言葉を耳にしたことのある読者は、どの位いるでしょうか?


 もしかしたら「遺伝子」を聞いたことがある人よりは、少ないかもしれませんね。ゲノムとは、生物を形づくる一揃いの遺伝子、つまり遺伝子のセットと考えてもらえればよいと思います。


 ゲノム(genome)は、遺伝子(gene)に、ギリシャ語の「全部、完全(-ome)」という接尾語を付けた合成語です。私見ですが、「研究対象+オーム」という語には、自然科学の中でも、生物学特有の発想が現れています。


 網羅主義的な発想とでも言いましょうか。対応する考え方としては、物理学的な発想の原理主義が相当すると思います。要するに、同じ自然現象を研究対象にしても、物理学などでは、より一般的な理論や原理を求めてモデル化することを最善とします。


 一方で、生物学でも、もちろん一般的な法則性を求めます。しかし、それは一時的な形式で、常に例外を加えて、包括的に考えるのです。言い換えると、物理学が、諸々の現象から、余計なものを削ぎ落として、より一般的な原理を模索しようとするのに対し、生物学は、一般的な原理の上に、バラエティのある様々な現象を見つけて、法則を拡張して行く方向に研究を進めるイメージがあります。


 最近では、転写産物(トランスクリプト)を網羅的に把握しようとするトランスクリプトーム(DNAから転写されたRNA全体)や、タンパク質(プロテイン)を網羅的に把握しようとするプロテオーム(翻訳されたタンパク質全体)への注目が盛んになっています。もちろん、こうした研究の流れの端緒になったのは、遺伝子を網羅的に把握しようとしたゲノムという考え方があるわけです。


 そのために、「ゲノムプロジェクト(ゲノム計画)」という試みが、様々な生物に対して行われるようになりました。

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:6628文字/本文:7395文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次