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「天使」と「悪魔」の謎を楽しむ本
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生き方・教養
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悪魔とはなにか?

『「天使」と「悪魔」の謎を楽しむ本』
[編著]グループSKIT [発行]PHP研究所


読了目安時間:2分
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天から追放された天使あり、異教の神あり

絶対神に創られた世界で跋扈する悪魔たち



〓それぞれの「思想」でもって、神と敵対する悪魔たち


 多くの宗教では、人間を破滅や堕落に導く邪悪な存在として、悪魔というものがいると定義している。もちろん仏教やイスラム教にも悪魔はいるが、とくにユダヤ教やキリスト教において悪魔は非常に重視され、無数の個性的な悪魔たちの実在が信じられてきた。そんなユダヤ、キリスト教の悪魔たちの出自を辿ってみると、大きくふたつの流れがある。


 ひとつは、堕天使たちだ。これは、もともとは天界で神に仕える天使だった者が、さまざまな理由により天界を追放され、神の敵対者=悪魔となったケースである。有名な堕天使としては、すべての悪魔たちの指導者といわれるルシファーや、ソドムとゴモラの街に悪徳を蔓延させたベリアルなどがいる。


 もうひとつの流れは、異教の神だった存在が、ユダヤ教やキリスト教が勢力を伸ばしていったことで、悪の象徴と見なされるようになっていったケースだ。「蠅の王」の名で知られるベルゼブブは、もとはカナン地方で信仰されていた神であったといわれているし、海の悪魔であるダゴンは、ペリシテ人たちの神であったという。


 ところで、神話や伝説に登場するドラゴンや巨人といった怪物たちと、悪魔はどこが違うのだろうか?


 最大の違いは、悪魔たちは彼らなりの信条や正義をもって、神と敵対し、人間を誘惑しているということだろう。ドラゴンや巨人たちには「思想」はないが、悪魔たちにはある。それを邪悪なものと見なすのは、神の側からの見解であって、正邪は本来、相対的なものにすぎない。それゆえ、古代から現代に至るまで、悪魔を信仰する悪魔主義者たちもいなくはならないのである。


 最後に余談だが、多くの宗教において、神は完璧な存在であり、その神によって世界は創られたとしている。それなのに何故、悪魔などというものが世界に存在するのかは、多くの宗教家を悩ませる最大の謎となっている。

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