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「なぜか怒っている人」の取り扱い説明書
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生き方・教養
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思った通り&言う通りにしないと怒るパワハラ上司

『「なぜか怒っている人」の取り扱い説明書』
[著]藤井雅子 [発行]PHP研究所


読了目安時間:4分
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 毎日怒鳴られて、もう神経やられそう。



 気に入らないことがあったり、仕事がうまく進まないと、部下を叱り飛ばしたり、()()ったりする上司がいます。

「同じことを何度言わせるんだ! まったくお前は……!」と、特定の部下を標的にして、毎日ガーガー怒鳴る上司。営業成績が目標に少しでも届かないと、「根性が足りないんだよ。なんでもいいから足で(かせ)いで来いよ!」と叱り飛ばすだけで、なんの対策も示してくれない上司。部下が自分なりに工夫して活動していると「オレは聞いてないぞ! なんで勝手なことをするんだ!」と、自分の言う通りに動いていないと気がすまないワンマン上司。


 あなたの周りにも、こんな上司がいるかもしれません。


 営業成績が振るわない部下を叱り飛ばすのは、部下のせいで自分の評価が下がることへの恐怖心もあるでしょう。「おまえがダメだからだ」と、部下を怒鳴りつけているのは、裏を返せば、なんの対策も(ほどこ)せない自分の能力の低さ、自信のなさを隠すために強がっているともいえます。


 ワンマンな上司は、「他人をコントロールしたい」「すべて自分の思い通りにしたい」という欲求が強いタイプです。他人との境界があいまいで、感情移入しすぎるのです。


 こういう困った上司に共通しているのは、自分のことはすべて棚上げして、他人のことばかり責める「他罰型」であること。また、実は小心者なので、ストレスのはけ口として立場の弱い者をターゲットに選び、八つ当たりをするということです。ある特定の部下ばかり怒鳴るのは、まさに、この典型例。


 こうした上司の言動はすべて、パワーハラスメント(パワハラ)といえます。


 上司に怒鳴られたり、叱り飛ばされたりしたときに、「ムカつくけど、上司の言うことにも一理あるか……」とか「でも、根は悪い人じゃないんだ。悪意はないんだろう」などとがまんしてしまう人もいるようですが、正しいか(いな)か、悪意があるかないかにかかわらず、人前で部下を怒鳴っているだけで、上司の言動はアウト。これだけでもう、立派なパワハラです。


パワハラを受けたら、一人で抱え込まず、周囲を巻き込む



 上司からパワハラを受けていると感じたときは、被害に甘んじる必要はありません。

「上司の言うことなど右から左に流して、自分のスイッチをオフにすれば、スルーできるよ」という人は、それでもいいと思います。スルーするのも、身を守る大切な方法です。


 でも、たいていの場合、怒りの感情を何度も繰り返し受けていれば、大なり小なりメンタルにダメージを受けるものです。自分の心身の健康を守り切れるか自信がない……という人は、一人で抱え込まず、周囲に相談しましょう。直属の上司からパワハラを受けている場合には、その上司より立場が上の上司や、人事総務部門に相談しましょう。


 相談する際には、自分の受けている被害が具体的にわかるような「記録」を持っていくことをおすすめします。


 記録というのは、自分が被害を受けたときの「日時」「場所」「それが人前だったかどうか」「具体的に言われたこと」などを書いたメモです。これはいざというときの証拠にもなります。


 メモには、「人格攻撃された」「怒られた」といった抽象的な表現ではなく、「こんな成績で恥ずかしくないのか」「お前はいつもダメだな」等々、相手のセリフをそのまま書くようにします。上司や人事に相談するときに、具体的な記録があれば、対処せざるを得なくなるはずです。


 また、上司のセリフをそのまま覚えておこうと思っていると、意識が客観的になり、相手に対して冷静になれるというメリットもあります。


 なお、パワハラは本人だけでなく、聞いている周囲の人に対しても悪影響を及ぼします。

「毎日、怒鳴り声を聞いて胃が痛くなった」というケースも実際にありました。そういう場合も、もちろん相談に行ってかまいません。管理職には安全配慮義務があり、職場の環境が悪ければ、それを調整しなくてはならない立場にあります。ハラスメントを見せられるということは、間接的に職場環境を破壊されていることになるので、遠慮せずに相談して、状況を改善してもらいましょう。



パワハラを受けたら、

相手の言動をメモした「記録」

を持って、上司や人事に相談を!


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