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(2021/11/26 追記)

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保育士おとーちゃんの「心がラクになる子育て」
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くらし
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その7 子育てを通して親の自己肯定感を高める

『保育士おとーちゃんの「心がラクになる子育て」』
[著]須賀義一 [発行]PHP研究所


読了目安時間:18分
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〓だまされたと思ってやってみませんか?



 子どもへの関わり方がうまくいかない、子育てに自信がないといった悩みに触れるなかで、しばしば直面するのが親自身の生育歴からの影響です。また、生育歴だけでなく、その大人自身がそれまでの人生で感じてきた“生きづらさ”といったものが色濃く影を落としていることもあります。


 一口に生育歴からの影響と言っても、その内容はさまざまです。


 強い過干渉や親からの支配を慢性的に受けてきたために、自分を肯定的に見ることが難しくなっていたり、他者からの視線がものすごく気になる人。


 また、親に厳しく育てられてきた人がそれに苦しみ、我が子にはそうしまいと思いつつも、子どもの些細な行動にも怒りやイライラした気持ちがわいてしまい、感情が激して子どもに過剰に厳しくしてしまうのがやめられない人。


 自分に自信が持てず、子育てや子どもの将来が不安でたまらなく、気持ちに余裕が持てない人。


 厳しい支配や干渉を受けて育ったために、子どもにもそれを無自覚に繰り返してしまう人、などなどです。



 いま、大人に関しても「自己肯定感の低下」が問題とされていますが、子育てにおいてもこの自己肯定感は大きく関係しています。自己肯定感が低い人は、「これではいけないのではないか?」といった不安や心配が大きくなりやすいのです。子育てという未知のことに直面して、それがさらに大きくなりがちです。


 また、自己肯定感の低さから、他者の目を過剰に気にしてしまうこともあります。「私はしつけのできないダメな親と見られているのではないか」「落ち着きのない子の親である私のことを、周りの人はどう思っているのだろう……」


 さらには、子育てでちょっとでもうまくいかないことがあれば、それが「自分のせい」であると、まさに「自己否定」に向かわせてしまいます。

「子どものネガティブな姿が出ているのは、私が愛情不足だからではないか」「私が受容をできていないから、この子は困った姿が多いのではないか」「私は親失格なのではないか」「子どもはこんな私よりも他の人のもとに生まれたほうが幸せだったのではないか」……。


 子育てで誰しもが通る大変さ、難しさや、子どもの個性ゆえの姿なども、「私が悪いのでは」と、自己否定的にとらえてしまいます。



 そうした自己否定がどんどん積もり積もって、思考自体がネガティブになってしまう人もいます。ときどき、次のような“後ろ向き”な質問を受けることがあります。

「〇〇にならないようにするには、どう育てたらいいでしょう?」


 ふつう、人は「優しい子にするにはどうすればいい?」のように考えます。これは前向きでポジティブな思考です。でも、子どもや自分を肯定できない人は、「意地悪な子に“ならないよう”にするには?」というように、裏側から考えてしまいます。


 こういった「〇〇にならないようにするには……」と心配になっている人は、すでに日々の現状が肯定的に見られなくなっており、将来への不安をつのらせがちです。親がこういう思考になっていると、いくら適切な方法を伝えたところで、子育ては思い通りにはなっていかないことでしょう。


 毎日の生活のなかで、子どものことも自分のことも肯定できないと、子育ては難しくなるばかりです。

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