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あえて、レールから外れる。逆転の仕事論
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オリジナルな世界を創り上げる

『あえて、レールから外れる。逆転の仕事論』
[著]堀江貴文 [発行]_双葉社


読了目安時間:24分
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1970年生まれ。原宿kawaii文化の第一人者として、ワールドツアー「Harajuku"Kawaii"Experience」の開催や、きゃりーぱみゅぱみゅのMVの美術を手掛けるなど、その活躍は世界的に注目を集めている。二〇一四年にはニューヨークで初の個展を開催し、また、一九七九年に制作された実写人形アニメーション映画をCGや3D加工、色彩処理した『くるみ割り人形』が初監督作品として公開される。同作品で、ゆうばり国際映画祭「ニューウェーブアワード」を受賞。(2015年5月現在)


ココがポイント!


 


 絵に自信があるが夢止まり


 2年間、引きこもりになる


 原風景をルーツに“Kawaii”を生み出す


既成概念は自分の感性で壊してもいい


 


 絵を描くのが好きな子どもでした。


 クラスに一人か二人、ドラえもんを描くのがうまい子、いましたよね。ああいうのが僕です。先生や友だちの似顔絵を黒板に描いて、ちょっとだけ人気者になっていました。


 将来はマンガ家になりたいなぁと、ぼんやり思っていました。だけど、夢止まり。本格的にクリエイティブな職に就こうとは、考えていませんでした。僕は美術専門の中学校に行きたかったんです。でも親に「美術系の学校は画家の息子じゃないと行けない。そういう人じゃないとアーティストにはなれない」と言われて、公立中学に入りました。親の刷りこみって、けっこう大きいです。画家の息子じゃないから、絵を描く仕事には就けないっていう刷りこみが、10代前半でされてしまった。思えば、最初の挫折だったかもしれません。


 高校時代は、周りと、なじめませんでした。


 学校へ行ってもつまらないから毎週末、電車に乗って原宿に通いつめました。歩行者天国はいつも賑わっていて、自分と趣味趣向の近い人がたくさん集まっていた。楽しかったです。渋谷のライブハウスでインディーズバンドのライブを見て、夜遅くなったら野宿して、原宿まで歩いてぶらぶらする、そんな日々でした。


 高校卒業後は、地元の知り合いと縁を切るように、大阪に出ました。いちおう専門学校に通うつもりだったんですけど、記入の不備で、入学願書が実家に戻ってしまった。書き直そうとしたけど、うまく書けなくて、それっきりでした。


 バイトしようにも当時の大阪の人って、東京モンがなんぼのもんじゃい!と、攻撃的で怖かったんですよ。いまはそんなことないでしょうけど。


 働かず、遊びにも行かず、親からもらったお金でアパートに引きこもりの生活。楽しみは、夕方に放送していたダウンタウンさんの番組『四時ですよーだ』ぐらいでした。録画して、ビデオテープの背表紙に何月何日オンエアと書いて、本棚にひたすら並べていました。怠惰な生活の罪悪感もありましたが、自分はどうなってしまうんだろう? という不安で、いっぱいでした。


 原宿で遊んでる時は、この楽しさが一生続くような気がしていた。


 でも大阪でひとりになって、自分だけで生きなくてはならなくなった現実に、呆然としていました。


 願書すらまともに書けないというのは、僕として本当に大きな挫折だった。


 手元にあるのに、きちんと書けず、いつまでも置いたまま。こんなことすらも僕は一人でできないんだって、すごい自己嫌悪でした。


 悶々と大阪で2年ほど過ごした時、運命の出会いがありました。


 図書館で読んだ、寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』です。


 内容はよく分からなかったんですけど、書いてある言葉に、扇動されるような気がした。縦書きと横書きが入り乱れていたり、デザインも色遣いも、すべてが衝撃でした。読んだ後は、大阪の河原をうぉーっ! と叫びながら走ってました。


 それから寺山さんの書物を一気に読み漁りました。


 東京に戻って、寺山さんの関係する劇団にスタッフとして加わりました。


 引きこもりから、いきなり行動的になったわけですけど、自分にどんな才能があるかは全然分からない。ただ演劇の世界でなら、僕だけの表現ができるんじゃないかという予感はありました。世の中は既成概念だらけで、決められたルールで動いている。


 でも、そんなのぶち壊してもいいし、僕の感性で生きても全然構わないんだということを、寺山さんに教わった気がします。


表現を究めるために起業する


 


 やがて舞台作品を手がけるようになりました。

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