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大阪のおばちゃん超訳 ブッダの言葉
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生き方・教養
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第4章 維摩経

『大阪のおばちゃん超訳 ブッダの言葉』
[監修]釈徹宗 [編訳]大阪のおばちゃん井戸端愛好会 [発行]PHP研究所


読了目安時間:15分
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維摩経ってどんなお経?



 長い間、漢訳やチベット訳しか残ってないと思われていたけど、一九九九年にサンスクリット語の本が発見された『(ゆい)()(きょう)』。『()()(きょう)』もそうやったけど、このお経も聖徳太子さんが注釈書を書いてるんよ。そんないきさつもあって、日本ではとても重んじられてきたんやって。


 日本で大切にされてきたもうひとつの理由として考えられるのが、在家信者が俗世で生きながら、仏教を信仰する手だてが示されているから。維摩経の中心人物として登場する維摩さんは、インドの()()()(ヴァイシャーリー)という都市に住む在家信者。妻子もちで政治にも積極的に関わり、盛り場にも行く俗世の中の人なんよ。社交家でおしゃべり好き、いつも(ひょう)(ひょう)としていて、ただちょっと口が悪いというか、言いたいこと言いっぱなしというか。言うてみたら、大阪のようしゃべる、おもろいおっちゃんみたいなもんやね。おっちゃんの名前をお経につけるって、「なんでやねん!」ってツッコミたいわ(まぁ、実際には小心者やからよう言わんけどな)。


 全編にわたって、維摩さんとブッダさんのお弟子さんたちが、仏の教えについて対話をしてるというか、維摩さんがお弟子さんたちの思想や修行方法を論破して、彼らに教えを(ほどこ)すんやけど、その根底にあるのはこんなこと。



 ・在家でごく普通の生活を送っていても、世俗にしがみつきません


 ・何ものにもとらわれることがありません


 ・仏教を知りたいのなら、仏教という枠さえはずしなさい



 維摩さんの言葉を読んでいると、「こうあるべき」という思い込みを取っ払ってみたいという衝動に駆られるはず。自分のキャラとか、場の空気ばっかり気にして苦悩する現代の人たちも「なるほど!」と納得したり、「そういう考えもあるわ」と肩の力が抜けたりすると思う。気持ちが楽になるんちゃうかなぁ。




 いつからやろ? 細かい字を見るときは老眼鏡が必要になってきた。もちろん白髪もあたりまえ。毛染めのために美容室も月イチで通わなあかんし、ほんま、邪魔くさいわ。足腰も弱くなってきたし、「100%元気!」って言える日が少ないんよ。おばちゃん同士で集まったら、いつのまにか「あそこのお医者さんがいい」とか、「最近身体がえらいわ~」って話になってる。中年になったら、みんなそんな感じちゃう?


 若い頃はブランドもんの財布とか、バーベキューできるような中庭がある一戸建てとかほしがってたけど、今は丈夫な身体があれば、それで充分やわ。


 でもなぁ、維摩さんは「肉体なんてかりそめのもので、病気の百貨店みたいなもんやし、いつも終わりに向かってる」ってお説教しはるねん。

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