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思わず話したくなる! 数学
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生き方・教養
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まえがき

『思わず話したくなる! 数学』
[著]桜井進 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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「習う算数、数学」から、「語る算数、数学」へ。


 数学と言えば、学校の教科書で公式や解法を習うもの、その使い方を練習して試験勉強をし、受験を突破するために勉強しなければならないものだったかもしれません。しかし、数学が明らかに国語や社会と大きくことなる点があります。それは誰が計算しても結果は同じになるという到達点の明解さです。しかも人それぞれ答えまでのアプローチが十人十色であるのが許されるということであり、そして何より問題が解けて答えが出たときに味わえる達成感と爽快感です。


 そのような思いは意外にも、小学校のはやい段階で実感しはじめます。しかし、学年が進むにつれて、そうはいかなくなる現実と(たい)()させられていく中、人それぞれの数学への思いはひととき封印され、社会人になっていきます。


 社会では数学を勉強として強制させられることはなくなりますが、想定外の数学との出会いを経験することになります。表計算ソフトを便利に使おうと思えば「関数」をいじる必要があるからです。理系か文系かの差が現れる瞬間です。高校2年生で文系に進んで微分積分をあまりやらなかった人は、よほどのことがないかぎりその後「関数」に触れる機会はないでしょう。しかし、表計算ソフトの「関数」には、数列の和を求めるものから三角関数、論理演算、統計まで高校数学に登場する数式が多く含まれています。「こんなことならあのときもっとしっかり数学を勉強しておくんだった」と後悔した経験がある人もいるのではないでしょうか。


 本書は数学書ではありませんし、本書を読んでも表計算ソフトの「関数」が使いこなせるようになるわけではありません。しかし、表計算ソフトの「関数」に登場する見たことがない数式や数学用語を見るにつけ、「数学ってなんだったのだろう」とふと数学への思いが湧いてきた方にはうってつけの本になるでしょう。


 世界中のオフィスで表計算ソフトが使用されています。そこにある「関数」のおかげで、集計や処理がどれだけ便利になったか、今も世界中でその恩恵を受けている人はたくさんいます。表計算ソフトを使うようになった社会人の特権がそこにあります。


 近代ヨーロッパでは、すべてを数におきかえようとして、それを本当に実現させてきました。それが「数量化革命」でした。表計算ソフトはまさにその一例と言えます。


 世界を数で見ようとする、それは世界が数でできているからです。数の背後にはエキサイティングな法則が隠れていることを私たち人類は数千年をかけて発見してきました。その一つが表計算ソフトの「関数」たちにも現れています。そして、いま私たちはこう叫ぶことができます。



 世界は数学でできている。



 数学を勉強するのではなく、数学に自らすすんで触れてみる。あまりの面白さに人に語りたくなるものこそ数学なのです。サイエンスナビゲーターが安全に快適に、そして軽快に数学の世界をナビゲートしていきます。


桜井 進 

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