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(2021/11/26 追記)

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精神科医が教える 心が安らぐ「老後のシンプル生活術」
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生き方・教養
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ものを捨てるほど家は広くなる──「毎日の家事」も楽になる

『精神科医が教える 心が安らぐ「老後のシンプル生活術」』
[著]保坂隆 [発行]PHP研究所


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 ある五十代の女性の話です。勤務先に近い賃貸マンション暮らしですが、「なにしろ狭くて……」が口(ぐせ)。どうやら2DKの間取りのうち一部屋を物置代わりにして、実質的には1DKで生活しているということでした。


 しかも、その物置代わりの部屋にいったんものを入れてしまうと、その後、取り出して使うことはめったにないとか。まさに“お(くら)()り”というわけです。


 こういうケースは、あんがい多いのではないでしょうか。


 シニア世代に多いのは、子どもが独立した後も、子どもが使っていた部屋をそのまま残してあるケースです。子どもが来た時にその部屋に泊まるから? いったい、年に何回ぐらい、そんな機会があるのでしょうか。


 物置部屋や開かずの()を開放し、自分たちでもっと広く使うようにしたほうがずっと賢明だとは思いませんか。


 押入れの一部、めったに開けないキッチンの(たな)(うえ)扉の中、もう出番がないものがぎっしり詰まったタンスなどは、皆、わが家を狭くしているだけの存在です。


 一度、こうした場所に入っているものを全部引っ張り出してみましょう。出てくる、出てくる、次から次へと。なかには、もう何年もしまったままだったり、あることさえ忘れていたものもあるはずです。


 ここ二、三年、一度も出番がなかったものは、なくても十分暮らせるもの。はっきり言えば要らないものです。いさぎよく処分してしまいましょう。

「いつか」と「そのうち」「また今度」はオバケと同じ。「いつか使うかもしれない」と言うと、いかにもまだ必要なものだと思いますが、実際は、なくてもちっとも困らないものだと断言できます。


 じっくり見回すと、家の中を埋めつくしているものの大半は、なくても差し支えないものではないでしょうか。シニアのひとり暮らしなのに、(なべ)が五個も六個もあったり、食器棚が二つもあり、中にはぎっしりと食器が積み重ねられているなど、なぜ普段使いもしない、そんなものに家を(せん)(きよ)されたままにしておくのでしょう。


 理由は一つ。一度手に入れたものは持っていたいという所有欲のためです。

「老いの一人暮しでは、不自由ない程度にしか持たぬのが、気持がかろやかで毎日の家事が楽です」


 これは(こう)()(あや)さんの(ずい)(ひつ)にある言葉です(『季節のかたみ』講談社文庫)。


 子どもが独立して二人に戻ったシニア夫婦の場合も同じです。要らないものを処分すると、家が広々と使えるだけでなく、毎日の家事の負担も減り、ゆとりが出て気持ちまで(かろ)やかに楽になるはずです。


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