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「観音経」の教え 弱い自分に克つこころ
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生き方・教養
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第三章 観音さんの願い

『「観音経」の教え 弱い自分に克つこころ』
[著]鎌田茂雄 [発行]PHP研究所


読了目安時間:16分
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 三十三身の姿を現わす観音さん



 観音さんにはいろいろな観音さんがあります。普通に知られているものだけでも、(しよう)観音、()(とう)観音、(せん)(じゆ)観音、()(こう)観音、(よう)(りゆう)観音、子育て観音、水子観音などとたくさんの観音さんの名前を思い浮かべることができます。どうしてこんなにたくさんの観音さんがあるのでしょうか。


 無尽意菩薩が仏に質問しました。

「世尊よ、観音さんはどのようにして、この苦しみにみちた(しや)()世界に現われて、どのようにして人々のために教えをお説きになるのか。人々を救う方便のお力はどのくらいありましょうか」と。


 この無尽意菩薩の質問に対して、観音さんが仏身、(びやく)()(ぶつ)身(縁覚身)、(ぼん)(のう)身など三十三身に姿を現わしてわれわれ衆生を救ってくれることを説いたのが、三十三身の応現(あらわれ)の一節なのです。


 観音さんは本来無相の(すがた)をしておられます。無我といってもよいのです。無相の(はたら)きを持つから、いつ、どこにおいても間髪を入れずに身を現ずることができます。宇宙の根本生命の用きといってもよいのです。根本生命は宇宙世界にみちみちており、万物すべて根本生命の応現とみてよいのです。観音さんを念じ、(しよう)(みよう)することによって宇宙の根本生命があらわになります。万物の一つ一つが万物となります。山は山となり、川は川となり、水は水となり、火は火となるのです。観音さんが三十三身に応現するということは、三十三身という限られた数をいうのではないのです。ありとあらゆる生命となって現実化することをいうのです。この世の人々はどんな人でも観音さんが応現したものと考えましょう。会社の仲間もまた観音さんの応現したものなのです。友人はもちろん観音さんの化身なのです。



 飲み友達は真の友にあらず



 サラリーマンが会社から帰り路に一杯つきあうのは、人間関係を円滑にする上に必要であるし、仕事の話もそこでできるので、有意義なこととも考えられますが、酒が飲めない者にとってはこれが苦行となることもあります。


 外国の会社では終業時間以降は個人の時間であるため、会社の仕事の延長となるような仲間づきあいは一切ないらしいし、一杯飲む習慣もないようです。焼鳥屋で一杯、社員同士がやるのはたしかに家族主義的な親しみを深めるのには有意義であり、会社と一体感を養うにはよいかも知れませんが、なかなか難しい一面があることも事実です。


 観音さんは三十三身に応現するのですから、どんな人にもなって自分の前に現われてくれます。しかし飲み友達も観音さんが姿をかえて現われたものでしょうか。


 A君はマイホームを建てるために、一生懸命にコツコツと貯金をしてきました。やっとのことでマイホームの夢がかないました。マイホームができたからといって、お金は一層苦しくなるものです。

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