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(2021/9/29 UP)

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表現の達人・説得の達人
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はじめに

『表現の達人・説得の達人』
[著]小川明 [発行]PHP研究所


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主人敬白。


 ご用とお急ぎの方は、この本の第二章第二項からお読み下さい。


 そこからが、この本のメイン・ディッシュです。


 しかし、シェフとしてはオードブルやスープから順番にお召し上がりになることを、やはりお薦めします。


 この本は情報まわりの(わざ)を書いた本です。


 情報とは情けの()らせだそうですから、是非そのお情けを頂戴してコース通りに召し上がっていただきたいのです。


 しかし、ご用とお急ぎの方には無理にとは申しません。


 さて、ずい分前になりますが私は、竹村健一さんとある雑誌で対談をしました。


 その時、ハウツー本というものは何冊読んでも結局、何の役にも立たないということで、二人の意見が一致して盛り上がったのを覚えています。


 そうなのです。その手の本を一〇〇冊以上書いている竹村先生がおっしゃるのですからこれほど確かなことはありません。


 ところが、論文の書き方、文章作法、人前で話す法、プレゼンテーション技法など本屋さんに行くと実にたくさんこの手のハウツー本が並んでいます。


 私も昔はよく買いましたが、役に立った本はやはり、ほとんどありませんでした。


 よく若者向けの雑誌が「タイプ別、女性のここを攻めれば彼女はその日のうちに君のものになる!」などといって、あたかも誰もがすぐに女性を口説き落とせるかのような記事を毎号図解入りでやっています。


 あの通りのことを街でまともな女性を相手に実行したら、泣きをみることまちがいなしでしょう。


 たいていのハウツー本は似たようなものだと極論しておきます。


 しかし、今でもこの手の本に変わらぬ大きなニーズがあるのは何故でしょう。


 たぶん、手軽に極意を得たいという気持ちと、何でもいい、とにかくとっかかりをつかみたいという気持ちが相まって、ついつい手が出てしまうからだと思います。


 無理もないことだと思います。


 情報まわりというのは、それだけつかみにくいのです。


 そこで私は一念発起しました。


 他人が書いたもので役立つものがないなら自分で書いてやろう、と無謀な試みに挑戦してみたのがこの本です。


 ハッキリいってこの本を読んで、すぐにいうところの達人にはなれません。


 それは第一章のオードブルを食べてみればすぐに気づくことです。


 まして、いきなりメイン・ディッシュから入ると、通常のハウツー本と同じ結果になってしまうかもしれません。


 そんな点に注意しながら、この本とおつき合いいただければと考えています。


 それと私はビジネスマンとして、また管理職という立場からも、結構シビアなビジネスシーンを生きています。


 部下に対するしめしの意味もあって、失敗ばかりやってもいられません。


 おかげで、いつの間にやらいくつかの技を身につけたつもりでもあります。


 そんな技を口伝風に若い人たちに伝えてみたい、というのがこの本を書く理由ですからそこいら辺のハウツー本とはわけがちがうのだ、と胸をはってもお許しは得られるのではないでしょうか。


 じっくりと人を育てるつもりで書きました。


 したがって当然のことながら、この本は私の(おも)いの固まりです。


 その固まりを溶解していく作業は読者である若い人たちにあるので、私にあるわけではありません。


 くどいようですが、だからこそオードブルにも入っている固まりから徐々に食べていただきたいのです。


 お手軽に作ったものにろくなものはありません。


 やはりじっくりと時間をかけて、練りに練っているものの方が美味(おい)しいものが多いようです。


 情報そのものは生ものですから、古くなってはいけませんが技の方は違います。


 技は一朝一夕にして手に入れられるものではありません。


 そこのところを一番大切にしてこの本を書きました。


 ほんのささやかな小冊子ですが中身の濃さは、私自らが保証します。

「一時間で読めるけれど一生あなたを離さない本」というわけで、第一章からゆっくりと味わって下さることを重ね重ねお願いして口上を終わります。

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