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Kのロジック 錦織圭と本田圭佑――世界で勝てる人の共通思考
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生き方・教養
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はじめに

『Kのロジック 錦織圭と本田圭佑――世界で勝てる人の共通思考』
[著]児玉光雄 [発行]PHP研究所


読了目安時間:4分
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 この本があなたの運命を決定的に変えるかもしれない。

 過去20年以上にわたり、私はスポーツ心理学の観点からチャンピオンやトップアスリートの心理・行動パターンを分析してきた。私がスポーツ心理学の道に入るきっかけは、世界的なスポーツ心理学の権威ジム・レーヤー博士と巡り会ったことにある。当時、私はプロテニスコーチとしてテニス愛好家やトップジュニアの指導を行なっていた。

 当時すでに私はスポーツ心理学に興味を持ち、独学でチャンピオンやトップアスリートの心理・行動パターンの分析を始めていた。その頃、アメリカにおける著名なスポーツ心理学者の一人であるジム・レーヤー博士のフロリダにあるセンターを訪れたことが私の運命を決定的に変えてしまった。

 なぜなら、そこで彼が私の目の前で、当時の世界ナンバー1プロテニスプレーヤーだったジミー・コナーズ選手のメンタルカウンセリングをしてくれたからだ。その日のことである、私がこの仕事をライフワークにしようと決めたのは……。

 私はジム・レーヤー博士を日本に招いて通訳を務めたりして、彼の理論を日本のコーチに普及する一翼を担った。今でも私は、彼の理論に最も習熟している学者であると自任している。

 それ以降、私はもっぱらチャンピオンやトップアスリートの心理・行動パターンの研究に没頭して数多くのアスリートの本を上梓してきた。


 最近、最も注目されている日本人のアスリートは本田圭佑と錦織圭で間違いないだろう。


 2013年1211日、本田のイタリアセリエA・ACミランへの完全移籍が正式発表された。契約期間は3年半、背番号は自ら希望した「10番」に決まった。そして2014年1月13日、彼はセリエA第19節サッスオーロ戦で途中出場し、セリエAデビューを果たす。そして、1月16日、初の先発出場となったコッパ・イタリアでのスペツィア(セリエB)戦で、移籍後初得点を決める。

 2014〜15年シーズンは苦しいシーズンであったものの、ほぼすべての試合で先発出場し、5月9日の対ローマ戦では2アシストをマーク。調子も徐々に上がっている。

 一方、2014年の錦織のハイライトは、全米オープンで間違いないだろう。彼は準決勝でみごと世界ランク1位のノバク・ジョコビッチを破って決勝に進出。残念ながら決勝ではマリン・チリッチに敗れたが、男子シングルスにおいて日本のテニス史上初のグランドスラム準優勝を成し遂げた。

 そして2015年全仏オープンでは、準々決勝でツォンガにフルセットで敗れたものの、トップ8以内の座をしっかりと固めている。

 本書は、これら二人の圭(K)の言葉や行動を取り上げながら、世界で通用する一流の人間になるための成功法則を探ったものである。

 本田は現在何で評価されているか? それはサッカーでしかない。それでは錦織はどうだろう。彼はテニスによってのみ評価されている。本田からサッカーを取り除けば、私たちとまったく違わない普通の日本人である。あるいは錦織からテニスを除けば、やはり平均的な日本人でしかない。

 これは即あなたにも通用する。もしもあなたが学生なら、あなたの最大の得意科目は何だろう? もしもあなたがビジネスパーソンなら、仕事上で誇れる最大の武器は何だろう? このことについて真剣に考えてみよう。こと仕事に関する限り、あなたは本田や錦織以上でも以下でもない。同等であるべきなのだ。

 自分の特技について四六時中考え続けよう。それだけでなく、本田や錦織のように、人生を懸けてあなたの最大の特技と格闘しながら、それをさらにレベルアップする新しい行動を今日からスタートさせよう。

 あなたの名前は「ブランド」でなければならない。「ブランド」とは、その名前を聞いただけで彼らが何をしている人間かが瞬時に理解できること。もちろん、「本田」や「錦織」はすでにブランドになっている。

 この過酷な競争社会では、あなたの2番目の特技はまったく評価されない。評価されるのは最大の特技だけ。このことを肝に銘じよう。

 私の大好きなイチローの言葉がここにある。

「妥協をたくさんしてきたし、自分に負けたこともいっぱいあります。ただ、野球に関しては、それがないというだけで」


 少なくとも一番の武器を磨くために、徹底して妥協を排除するために自分をもっと追い込んでみよう。逃げ場のない状況をつくることによって、初めて私たちは馬鹿力を発揮できるようになる。


 2015年6月
児玉光雄 
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