どんな状況であっても、高いレベルのモチベーションを維持するスキルを身につけているのが、一流人の共通点。実は、やる気と行動の関係を多くの人々は誤解している。私たちは、「やる気があれば自然に行動力がついてくる」と考えている。もちろん、多くの心理学の本には、やる気を高める工夫やヒントが満載である。しかし、明らかにこの考え方は間違っている。
たとえば、本田は行動という自らのキャリアを重ねながら着実に階段を上っていった。結果名古屋グランパスに入団後も徐々に出場する機会が増え、2年目の2006年にレギュラーとして定着する。そしてドイツW杯直後に発足した北京五輪代表にコンスタントに招集される。