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なまけ者のさとり方
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生き方・教養
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訳者まえがき

『なまけ者のさとり方』
[著]タデウス・ゴラス [訳]山川紘矢 [訳] 山川亜希子 [発行]PHP研究所


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 本書、『なまけ者のさとり方』は、アメリカでは一九七二年に自費出版により、また、日本では一九八八年に地湧社より単行本として発行されました。英語版では八〇ページ、日本語版でも一二三ページ、しかも装丁はいたって簡素な目立たない本でしたが、どちらも発売と同時に多くの人々に愛され、読み継がれています。日本では発行から十七年経った今でも、ロングセラーとして根強い人気を保っています。

 このたび、PHP研究所より文庫版を出版できることになり、これまでに増して多くの皆さんにお届けできるようになりました。訳者として、こんなに嬉しいことはありません。


 この本に私達が出会ったのは、一九八五年、アメリカ、ワシントンDCに住んでいた時のことです。その頃、アメリカでは日本に先んずること二十年ほど、いわゆる精神世界やニューエイジと呼ばれる動きが盛んでした。一九六〇年代、ベトナム戦争をきっかけに、アメリカでは新しい生き方を探る動きが起こり、人間性の回復を目指すさまざまな試みが行なわれるようになりました。この本の著者、タデウス・ゴラスもその動きの中で新しい生き方を模索した一人です。さまざまな体験を経た後、彼がたどり着いたのは、「理由はいらない。ただ、愛しなさい。愛だけが唯一安全で完全なさとりへの道である」という結論でした。この本は彼がその思いを込めて書いた、優れた精神世界の入門書であり、究極の真理を語った本であるということができると思います。


 この十七年間に世界も日本も大きく変化しました。社会や経済の変化ももちろんのことですが、最も大きく変化しつつあるのは、私達一人一人の意識ではないかと思います。『なまけ者のさとり方』が発行された一九八八年当時は、まだ、心や魂の問題は人々の関心を引くものではありませんでした。「自分自身を愛する」「すべては同じものからできている一つのものである」「すべては自分の中にあり、自分自身が作り出している」といった事柄は、ほとんど語られることがない時代でした。それがバブルの崩壊と共に人々の意識が自分自身の内側へと向かうにしたがって、次第に「ありのままの自分を愛そう」というメッセージが広まっていきました。今では、テレビや新聞でも、こうした言葉を聞いたり見たりするようになっています。


 そして今、二十一世紀が始まり、しかもイラク戦争やアフリカや南米での苦難が続くなか、ますますこのメッセージは大切になりつつあります。もし、私達が本当に平和な世界を欲しているならば、まず自分の世界を平和なものにする必要があるからです。自分自身を愛し、許し、暖かい波動でつつむ、そうすれば、私達の住む世界は愛に溢れたやさしく平和な世界になるのです。そして、その輪を広げていくときに、どんなことが起こるか、私達はいま、その実験をしているのかも知れません。


 この本を読んで、もしやさしさや平和を感じるようならば、ぜひ、いつもハンドバッグやポケットにそっと忍ばせておいて下さい。それだけで、この本のやさしさや平和に包まれることができると思います。そして、時々、ぱっと開いてみましょう。そこにはきっと、その時のあなたに必要な言葉が、あなたを元気付けてくれる言葉があるはずです。そして、この本とタデウス・ゴラスの暖かい無条件の愛が、常にあなたに注がれることでしょう。


 ありのままのあなた自身を許し、認め、愛する。それを繰り返しているうちに、いつのまにか、私達は今までに体験したことのない平和で愛に満ちた世界へと、導かれていくのです。この小さな本を手にとっていただいたことを深く感謝します。


 二〇〇四年四月
山川紘矢  
山川亜希子 
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