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なまけ者のさとり方
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生き方・教養
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はじめに

『なまけ者のさとり方』
[著]タデウス・ゴラス [訳]山川紘矢 [訳] 山川亜希子 [発行]PHP研究所


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今は亡き父、バレンタイン・ゴラスに捧げる。

また、ベルチャー通りの「イエロー・サブマリーン」のビル艦長とリズ、パトリス、キャシー、バーニー、フラン、イアン、ヘレン、ジョー、ダンそしてその仲間みんなに感謝します。


 私はなまけ者です。世間でよくいわれているように、さとりを開くためには何年も修行が必要だとか、人一倍の努力や厳しい自己抑制、自己鍛練をしなければならないというのなら、さとりは私には関係がなかったことでしょう。そのうえ、食べ物に気をつけなければいけないとか、たばこは体に悪いからやめろとか、道徳にかなった生活をしなくてはいけないというようなことになれば、なおさらのことです。さとりとは、これらのこととはまったく関係がないと、私はこの本でいいたいと思っています。本来なまけ者の私がこの本を書く理由は、さとり方の秘訣を人にいちいち説明する手間を、省きたいと思ったからです。

 この本を読んで、少しは自分のことを見直して気分が良くなる人もいるかもしれません。さとりとはどんな状態なのか、どうすればさとれるのかを知りたければ、ぜひ、この本を読んで下さい。

 これから私が話すことは、私なりの人生ゲームのルールともいうべきことです。近頃、人々が急速に目覚め始め、時代が大きく変わろうとしています。同時に、目覚めた人は大部分、自分のさとりの体験は特別なものだと思い込んでしまっています。真実を知ったという感覚だけでは、さとりとはいえません。自分は究極の真理を知っている、なんて振りをする気は、私にはさらさらありません。人生においてつらい時、苦しい時、どうしようもない時に、誰にでも役に立つ簡単なものの見方、姿勢について書いてみようと思います。あなたが信じようと信じまいと、こうしたものの見方は実際、役に立つということを、「宇宙とは何か」という説明から始めて書くつもりです。

 この宇宙は実に壮大で複雑きわまりなく、もし、さとるためにこのような本がどうしても必要だとしたら、一生かかっても私達はさとることはできないでしょう。しかし一方では、宇宙はものすごく単純に設計されていますから、私達が迷子になったり、不幸になったりしてしまうような仕掛けは、何もないのです。一見、宇宙は複雑に見えますが、この宇宙で私達の存在を自分でコントロールするのは、とてもやさしいのです。今まで、何回もこの本を書く計画を私は中止してきました。みんながこんなことを知らないのは、誰もこのことを知りたくないからだ、と考えたからです。でも、やっと書かない理由もなくなったので、書くことにしたのです。

 私自身が人生において再び行きづまり、途方に暮れた時に読んでみたいと思うようなものを、私は書いてみるつもりです。どうしようもないつらい状態に陥った時、何回も私は考えたものです。こんな状態の人に、なんていってあげれば少しはその人の気持ちは楽になるのだろうか? この本の内容が役に立つかどうかは、そんな時にテストしてみればよいのです。この本には単なる美辞麗句(びじれいく)のたぐいは一切ありません。みな実際に役に立ち、信頼していいものばかりです。すでに私を含めて何人もの人が、この本に書いてあることを実行し、ひどい落込みから安全に抜け出しています。そして、どんなにひどい状態の時でも、すぐに思い出せるように、ごく短い文章で最後にまとめてみました。

 第一章では「宇宙が何からできているか」について、ごく簡単に説明しています。そして、そのあとの章では、第一章に述べた視点に基づいて、私達の人生について論じています。この考え方はとても大きな広がりのある考え方で、すべての知識を包括(ほうかつ)しているともいえます。私はこの考え方を身につけるために、何年もかかりました。ですから、この本を読んだ人が、「なるほど、わかった!」と即座に私のいっていることを受け入れて下さるとは、私も思ってはいません。読者のみなさんにお願いしたいのは、この考え方を一つのゲームだと思っていただきたい、ということです。この考え方がどんな効果をもたらすかよく見て、あなた自身の経験と照らし合わせてチェックしてみて下さい。

 宇宙とはいったい何なのだろう? 私が見ているものは本当なのだろうか? 物質と精神を結ぶ橋は存在するのだろうか?

 みなさんと同じように、私は何年もこのような疑問に取り組んできました。その結果得られた結論にも、この本で触れています。おそらく、この結論はあなた自身が自分の体験と照らし合わせ、実際に証明してこそ、あなたにとって、意味のあることとなるのだろうと思います。第一章に書いてあることだけでも、いったいどういう意味なのかわかるまで、時間がかかるかもしれません。しかし、この本は手軽な人生のガイドブックの欲しい人にも、それなりに役に立つと思います。

 私の本を読んですぐ、すべてがわかったという人がいるとは、正直のところ期待していません。しかし、これを読んで、前よりもなぜか気持が楽になったとか、幸せになったという方が一人でもいて下されば、私は同じことをあと千回、書いてもよいと思っています。この本のバイブレーションが、あなたにとって(こころよ)いものであることを祈ります。
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