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なまけ者のさとり方
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生き方・教養
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寓話

『なまけ者のさとり方』
[著]タデウス・ゴラス [訳]山川紘矢 [訳] 山川亜希子 [発行]PHP研究所


読了目安時間:2分
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 昔むかし、ある国の宮殿に年老いた王様が住んでいました。宮殿の大広間の金のテーブルの真中には、大きなすばらしい宝石が輝いていました。王様は毎日毎日、その宝石をみがき、宝石はどんどん輝きを増してゆきました。

 ある日のこと、泥棒が押し入って、その宝石を盗みました。泥棒は宮殿を逃げ出して、森の中に隠れました。うれしさ一杯になって、彼がじっとその宝石を見つめていると、びっくりしたことに、王様の姿が宝石の中に浮かんできました。
「実はお前にありがとうといいに来たのじゃ」と王様はいいました。
「お前がこの宝石を盗んでくれたお陰で、私はこの世への執着が断ち切れたのじゃ。この宝石を私が手に入れた時、自由が手に入るかと私は思った。ところが、間もなく、私が真心をこめてこの宝石を人にゆずった時に、はじめて私は自由になるということがわかったのじゃ」
「私は毎日、この宝石をみがいてきた。そして今日、やっと、この宝石はお前が盗み出すほどに、美しくなったのじゃ。お前にこの宝石をゆずって、私はやっと自由になれたのだ」
「お前が持っている宝石は英知(Understanding)というものじゃ。隠しておいても、自分はすばらしい宝石を持っていると人にほのめかしても、身につけて見せびらかしても、その宝石の美しさは増さない。他の人々がその宝石に対して持つ認識(Consciousness)こそ、美しさとなって輝くのじゃ。宝石に輝きを与えるものに栄光あれ」
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