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説得の科学
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生き方・教養
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おわりに

『説得の科学』
[著]安本美典 [発行]PHP研究所


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 私たちの一生は、説得の連続である。子どもが、親にものをねだる。学校の先生が、生徒にわかりやすいように教える。会社にはいれば、上役に自分の考えを説明しなければならない。上役は、部下が自分の意図を十分に把握して行動してくれるように説明する。ものを売るには、相手を「その気」にさせねばならない。このように、人間は、他人を自分の考えや欲求にそって動かすことを一生つづけなければならない。


 この本では、「説得」について、さまざまな面から考えてみた。


 説得力は、社会に出て必要なものであり、学習によって伸びるものでありながら、学校教育では、ほとんど取り上げられない。


 それは、説得について、体系的に教育することが、たいへんむずかしいからであろう。「説得」は、ただ自分の思うとおりに、人を説得できればよいというものではないことは、おわかりいただけたかと思う。


 いまいちど、とくに重要な点を繰りかえす。


 自分をも人をも幸せにする道をさぐるべきであること。


 広く情報をあつめて考えるべきこと。狭い知識で、自分が正しいと考えても、それは誤りである可能性がある。ある見解に対する批判や反論にも、耳をかたむけること。


 目的は、手段を、正当化しないこと。とれる手段には、社会的に許容される限定がある。


 本来、個々の人は、自由意志をもつ。個人の自由な判断を前提としたうえで、自分も、社会も、幸せになるにはどうすればよいか。

「説得」が、マインドコントロールや洗脳という形で、社会に害をもたらすケースもふえている。それにどう対処すべきか。

「説得」を、人間的な文化として、また、コミュニケーションの方法として、価値あるものとするためには、どうすればよいか。

「説得」は、これまで、「技術」として探究されることが多かった。しかし、今日では、「説得」の探究が、人間とはそもそも何なのか、どういう生物なのかという重い哲学的な命題をつきつけるものとなっている。


 この本が、「説得」の探究を通じて、人間の心理の深淵をのぞきこもうとするような本になったのは、時代が、それを要請していたからであるように思える。

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