読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

12/21に全サービスをRenta!に統合します

(2021/12/6 追記)

犬耳書店は2021年12月21日に、姉妹店「Renta!(レンタ)」へ、全サービスを統合いたします。
詳しくはこちらでご確認ください。

0
-2
kiji
0
0
1223049
0
リンボウ先生のへそまがりなる生活
2
0
0
0
0
0
0
ルポ・エッセイ
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
かびたチーズの思い出

『リンボウ先生のへそまがりなる生活』
[著]林望 [発行]PHP研究所


読了目安時間:4分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


 楽しかった、またはうれしかった、そういうもてなしの記憶はたくさんある。イギリス人は、すぐに朗らかに人をもてなしたりはしないけれど、そのかわりひとたび(こう)()を修するや、そのもてなしはつねに手厚く、温雅な思いやりに満ちている。けれども、いま追懐して、ちょっと悲しかったなぁという思い出が一つだけある。


 ルーシー・マリア・ボストン夫人の館に住んで延べ八カ月、私は美しい思い出をたくさん胸にしまって日本に帰った。やがて一九八六年、ケンブリッジ大学の客員教授として、家族とともに一年滞在することになった。


 当時、九十三歳のボストン夫人は、なお(かく)(しやく)としてこの床しい館を守っていたが、さすがに記憶力と視力はずいぶん衰えているように思われた。

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:1183文字/本文:1512文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次