『これまで、何も起きずに終わっていたあなたへ 友達をつくるように、彼氏ができる本(大和出版)』
[著]藤本シゲユキ
[発行]PHP研究所
以前に、「日頃から老若男女問わずいろいろな人に対し、相手の出方を待つのではなく、自分から話しかける習慣を作っていきましょう」とお伝えしました。
なぜ、男性限定ではなくいろいろな人に対してコミュニケーションを取っていくかと言うと、前述したように、
「恋愛とはいえ、話していることは普通のこと」「コミュ力は練習しないと上達しない」
という2つの理由だからです。
練習していないことは本番でできないので、好きな男性と円滑なコミュニケーションを取るためにも、日頃からどんどんコミュニケーションスキルをアップしましょう。
そんなわけで、このセクションではコミュニケーションを取る上でとくに重要な項目を3つ挙げさせていただきます。
1つの話題を掘り下げる
話が続く人と続かない人の大きな差がここに集約されているといっても過言ではないでしょう。
これは知らない話題を相手に振られたときにも共通していることですが、相手からまったく興味のない話題を出されたとします。
たとえば、その話題が車に関しての話題だとしますね。
まず、話が続かない人の場合だと、こんな感じの会話になります。
「休日は気分転換によくドライブに出かけるんだよね。車をいじるのも好きだし、休みの日は、もっぱら車に関することばかりかな」
「へえ、そうなんですね。そういう趣味があるっていいことですよね」
次に、話が続く人はこんな感じの返し方をします。
「ドライブ、いいですね。私、恥ずかしながら免許がなくて車に詳しくないので、ちょっとはずれるかもしれませんが、見たことない風景とか、行ったことがない土地って、大人になってもなんだかワクワクしちゃいますもんね。あと、初歩的な質問で申し訳ないんですが、車をいじるってどういうところをいじったりするんですか?」
いかがでしょうか。
前者は会話の掘り下げがまったくできていないので、相手がよほど車のことを話したい人じゃないと会話がそこでストップします。