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ヒトゲノムのすべて
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人文・科学
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暗号入手から意味の解読へ

『ヒトゲノムのすべて』
[著]中原英臣 [発行]PHP研究所


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●二十世紀の三大魔法


 二十世紀には偉大な三つの魔法が実用化されました。

 その三つの魔法のはじめは、魔法のエネルギーあるいは魔法の火ともいえる原子力でしょう。

 つぎは、魔法の頭脳であるコンピューターです。

 三つ目が魔法の生命といえるバイオテクノロジーです。

 この魔法の頭脳と生命、つまりコンピューターとバイオテクノロジーが結びつくことによって、私たちは未知の領域に踏み込みはじめました。

 三十億対の塩基を解読するなどと簡単にいいますが、アナログの社会でしたらゴールは遠い星の彼方でした。それを可能にしたのがコンピューターという魔法の頭脳です。

 二十一世紀になれば、魔法のエネルギーである原子力の魔法は解けてしまうかもしれません。原子力よりも太陽熱、風力、地熱といった代替エネルギーに関心が移ることになると思われます。

 魔法の頭脳であるコンピューターは先鋭化し、かつ普遍な情報ツールになり、魔法から日常の頭脳になっていくことでしょう。

 そして、魔法の生命であるバイオテクノロジーが二十一世紀の最大の関心事になることは間違いありません。

 生命という不可思議な実像がしだいしだいに明らかになっていく過程を私たちはリアルタイムで知ることができるのです。遺伝子およびDNAに関するアナウンスには無関心でいられないのです。

 この魔法の解読のための競争も、前にお話ししたように熾烈になっています。

 国を挙げて解読している研究機関もあれば、アメリカのように民間のベンチャー企業が一儲けしようと思って莫大な資金を投入しているケースもあります。いまのところ、どちらかというと民間のベンチャー企業のほうが少しさきがけているようです。

 事実、アメリカのセレラ社はスーパーコンピューターを駆使してすべてのヒトゲノムを読み終えているわけです。
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