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美しいひとになれる禅の言葉
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生き方・教養
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第二章 人と人との出会いの中で

『美しいひとになれる禅の言葉』
[著]東京禅僧茶房 shojin−project [発行]PHP研究所


読了目安時間:18分
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出典 山上宗二記     

一期一会(いちごいちえ)


簡単な意味
「一期」は人間の一生涯。「一会」はただ一度限りの出会いのこと。今日の出会いは、人生で一度きりのものであり、大切にしなければならない。


二度とない、かけがえのない出会い


 最近、どんな出会いがありましたか?

 心がウキウキするような出会いだったかもしれません。もしくは、ちょっと腹が立つような出会いだったかもしれません。いずれにしても、その日、その瞬間の出会いは二度と繰り返すことはできません。

「一期一会」という言葉は、日常生活にも当てはまります。毎日顔を合わせている職場の人たちや家族、友人、恋人。それらの人々と過ごす、その日、その瞬間の時間は、二度とない大切な時間です。

 そう考えると、当たり前だと感じていた毎日が、かけがえのないものに思えてきませんか?


 その人と過ごす、かけがえのない時間。その一瞬一瞬を精一杯大切にしたいものです。どんな出会いにするかは、あなたの心がけ次第なのですから。

出典 正法眼蔵「有時(うじ)」巻     

我逢人(がほうじん)
(われ)(ひと)()うなり


簡単な意味
人と人との出逢いを端的に言い示した言葉。
人は人との関わり合いなしに生きていくことはできない。すべての始まりである出逢いの大切さを表している。


出逢いによって救われる


 世の中は常に人と人との関わり合いです。学校、職場、ご近所付き合い、人と関わらずに生きていくことはまず無理でしょう。それゆえに、私たちは人との関わり合いの中で悩みます。

 上司と部下の間に挟まれたり、いつも愚痴ばかり口にする人がいたり、はたまた自分と考えがまったく違う人がいたり……。思い起こせばいくつも出てくるかもしれません。そして気づくと人間関係が嫌になり、ときには人との出逢いを避けるようになってしまいます。そうなってしまっては人生楽しめません。

「我逢人」は出逢いの尊さを教えてくれる言葉です。たしかに私たちは人との関わり合いの中で悩みます。しかし、決して忘れてはならないのは、人との関わり合いの中でこそ、救われることもあるということ。すべての始まりである出逢いを否定的ではなく、前向きに見ていくことが大切です。一人一人との出逢いを今一度、見つめ直してみましょう。

出典 趙州録(じようしゆうろく)     

喫茶去(きつさこ)


簡単な意味
本来は「茶でも飲みに行って出直してこい」という叱咤の言葉。
茶の席では、「お茶でもどうぞ」「どうぞ召し上がれ」という意で、日頃から誰に対しても分け隔てなく接すること。


お茶でもどうぞ

「お茶でもいかがですか?」


 何気ない言葉ですが、この言葉には相手を思いやる心が込められています。

 私たちは思いやりのある言葉を言われたときは幸せな気持ちになり、反対に意地悪な言葉を投げかけられたときは不愉快な気持ちになります。

 お茶を出すときはいただく人の、いただくときは出す人の気持ちに立って考えることができれば、相手を思いやってお茶を出し、出されたお茶を感謝の気持ちでいただけます。

 思いやりを持って人と接することは、当たり前のことなのに、私たちはつい忘れてしまいます。

 損得勘定で人との接し方を変えるのではなく、親しい間柄、苦手な人、初めて出会った人、誰に対しても分け隔てなく接していくことの大切さをこの言葉は教えてくれます。
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