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1冊でわかる!アフリカ経済 押さえておくべき54カ国のすべて
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政治・社会
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1 アルジェリア民主人民共和国 世界有数の埋蔵量を誇る石油や天然ガス

『1冊でわかる!アフリカ経済 押さえておくべき54カ国のすべて』
[著]ワールドエコノミー研究会 [発行]PHP研究所


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●歌謡曲『カスバの女』で知られるアルジェリア

 2013年にアルジェリア北部のイナメナスの天然ガスプラントで、イスラム過激派の襲撃を受け、日本企業の社員10名が命を落とした事件で、アルジェリアという国を初めて知ったという人は多いかもしれない。しかし、50代以降の世代にとって、アルジェリアという国の名に一種の郷愁を覚える人は少なくない。それは『カスバの女』という歌謡曲の存在だろう。

 カスバとはアルジェリアの首都アルジェにある街。1960年代のアルジェリア独立戦争時の悲恋を描いた映画『望郷』からヒントを得た歌詞である。

 もともと1955年にエト邦枝という歌手が歌い発売されたが、そのままお蔵入りした曲だった。ところが、67年になって陽の目を浴び、リバイバルヒットを果たすのである。その歌詞のなかに「ここは地の果てアルジェリア〜」という一節があり、当時、口ずさんだ人々の記憶にアルジェリアという国が刻まれたにちがいない。

●求められるのは脱・資源依存

 アルジェリアの現在の経済は、エネルギー資源の輸出に大きく依存している。原油や天然ガス関連の輸出収入は、全輸出品収入の98%をも占めている。将来を見据えて、エネルギー資源に依存する産業構造を多角化していくことが求められているが、見通しは立っていない。

 2013年における天然ガスの埋蔵量は4兆5000億(アフリカで第2位)、原油の埋蔵量は122億バレル(アフリカで第4位)にのぼると試算されている。

 この豊富なエネルギー資源を獲得しようと、世界各国が争奪戦を繰り広げていたが、なかでもかつての宗主国フランスが、積極的にアルジェリアの資源開発事業を手助けし、一歩リードしていた。そのさなかに発生したのがイナメナスのテロ事件であった。

 イスラム過激派がアルジェリアで動きを活性化させたのは、1991年の総選挙以降である。この選挙でイスラム原理主義を説いた政党が躍進。この結果に当時の政府は非常事態を宣言し、イスラム原理主義政党を排除しようとした。この決定に反発したイスラム過激派が一斉蜂起、こうして90年代にテロ事件が頻発するようになる。近年は、政府のテロ対策や失業率対策により内政は安定に向かっていると見られていた。ところが、イナメナスのテロ事件が発生したことで、状況はいまだ改善しておらず、ビジネスを行なうリスクが露呈した形となった。
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