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倒産しない強い会社をつくる 社長の仕事
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ビジネス
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3「社員の期待」がわからないとどうなるか?

『倒産しない強い会社をつくる 社長の仕事』
[著]原田繁男 [発行]すばる舎


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◆社員は社長に期待している



 中小企業においても、組織を活性化するには、従業員一人ひとりのやる気を引き出し、態度、行動の変容を試み、一人ひとりの行動と会社全体の行動を、具体的な目標を達成するために望ましい方向に変革しなければなりません。簡単に言えば、社員一人ひとりの意識改革が必要なのです。そのためには、会社の代表である社長がまず意識を変えることです。


 個々人の行動は、個々人の特性、すなわち個々人の欲求・動機・価値観・認識のしかた・態度・関心・性格などによって導き出されるものであると考えられています。一般的には、人それぞれの性格によって行動が決められます。

「社長のあの性格ではねぇ……」

「あの社長は言ってもダメだ。天地がひっくり返ってもあの性格は変わらない」

「あの社長は、何でも自分で目を通さなければ気がすまない性格なんだから……」


 人は、環境、学習、人生経験、欲求、動機、価値観(ものの見方、考え方)など、みな異なるものです。要するに同じ事柄を見るにも、一人ひとり独自のフィルターで見るということです。


 目標も方針もなく、ただ仕事をまかされたとすると、誰でも独自の考え方で仕事を進めることになります。


 そのため、環境・場づくりが大切で、その場づくりこそが社長の役割なのです。社長は企業の基本理念を確立し、方針を策定し、実践的な活動のタクトを振り、自己の管理行動を振り返り、聞く耳をもって社員の意見を聞き、それを謙虚に受け止め、態度、行動の変革のために努力をする必要があります。


 社員の多くは、それを期待しているのです。


◆社員に一方的に期待を押しつけない


「ウチの会社には人材がいない」

「ウチの連中は能力がない」

「なかなか人が育たない」

「いい人材が欲しい」


 中小企業の社長から、こういう不満は耳にたこができるくらい聞きました。時代が変わっても、それは変わりません。


 果たして中小企業には人材がいないのでしょうか。


 一般的には、人事考課の評定尺度にあるような理解力、判断力、責任感、統率力、職務知識、技能などの能力をもった人材を求めていることが多いものです。


 しかし、そのような能力をもっているにもかかわらず、社長が権限も責任も明確にしていないために能力が発揮されないことが多いのです。社長が社員の期待やホンネがわからずに、過大な期待を社員に押しつければ、社員は能力を発揮できないのです。その結果、社長が「ウチには人材がいない」と不満を漏らすことになります。


 社長がこの言葉を直接社員にぶつければ、ますます社員のやる気がなくなり、能力を発揮するどころではなくなります。


 社員は社長に、こうして欲しい、こうなって欲しいという期待をもっているものです。それに社長が気づかずに、自分の考え方を一方的に押しつけてくればやる気がなくなり、不平不満が蓄積します。期待や意欲の裏側には、必ず不平不満があるものです。


 人間は絶えず多くの欲求をもっています。絶えず何かを求めているのです。その欲求が満たされなければ不平不満が沸き上がってきます。ひとつの不平不満が消えても、また次の新しい不平不満が生じるのです。


 不平不満がないのなら、それはロボットです。むしろ、このマイナスのエネルギーである不平不満を、プラスのエネルギーである意欲、意見、提案に切り替えることを、社長は考えなければならないのです。不平不満をやる気というプラスのエネルギーに変えられれば、社員は一生懸命働くようになります。



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