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ビジネスエリートのための!リベラルアーツ 哲学
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教養は一朝一夕にはならず

『ビジネスエリートのための!リベラルアーツ 哲学』
[著]小川仁志 [発行]すばる舎


読了目安時間:2分
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 本文には書かなかったが、2022年から「公共」という科目が高校教育に導入されることが決まっている。これは全員必修で、名前の通り公共社会における担い手を育てるための科目である。18歳選挙権に対応するための、主権者教育だと思われるかもしれないが、意外にも哲学を重視している。


 歴史上の哲学者の考えをもとに、自分たちで思考する訓練などをやるようである。まだ具体的なやり方はこれから決まっていくわけであるが、少なくとも日本国民が皆哲学の素養を身につける可能性は高まったといっていいだろう。


 本文でも紹介したように、大学受験の必須科目に哲学の論文が位置づけられているフランスにはまだまだ及ばないが、これは大きな変化である。ということはつまり、近い将来新社会人は皆哲学の素養をある程度身につけていることになる。


 これは今すでに社会で働く私たちにとって脅威だといえるのではないだろうか。若い社員は皆哲学を使って思考することができるのに、自分はできないというのではやはり差がついてしまう。これまでのように欧米のエリートたちが相手なら、そこは負けても仕方ないと割り切れたかもしれないが、若手社員に対してはそういうわけにはいかないだろう。


 だからいち早く自衛しておく必要があるのだ。これは英語やプログラミングとまったく同じ理屈だ。社会のニーズが変われば教育は変わる。そしてすでに教育を終え、社会に出ている人間は常に自分で自分を磨いて時代についていくよりほかないのだ。


 しかし恐れることは何もない。まず先ほどの高校生に対する哲学教育もまだ始まっていない。何より皆さんにはこの本がある。もしこのあとがきを見てから本文を読もうと思っている人がいたら、ぜひじっくりと取り組んでもらいたい。そしてもう読み終えたという方は、再度読み直してもらいたい。教養は一朝一夕にはなるものではないからだ。ビジネス書は速く読んで手放すのが作法のようになっているが、この本だけは座右の書にしていただけると、著者としてこんなにうれしいことはない。


 さて、本書を世に出すにあたっては、大変多くの方々にお世話になりました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。最後に、本書をお読みいただいたすべての方に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。


小川仁志

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