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イギリスの情報外交 インテリジェンスとは何か
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第一章 インテリジェンスとは何か

『イギリスの情報外交 インテリジェンスとは何か』
[著]小谷賢 [発行]PHP研究所


読了目安時間:10分
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インフォメーションとの違い


 現在は情報化社会と言われて久しく、我々も日頃から「情報」という言葉に違和感なく接しているわけだが、日本で初めてこの言葉が使われ出したのは、明治時代に入ってからのことであった。最初にこの言葉を使い出した人物には諸説あるが、まずはフランスの軍事教本を日本語に訳した酒井忠恕陸軍少佐であったと言われている。酒井はフランス語の「renseignement」を「情報」と軍隊向けの専門用語として翻訳しており、その後、森外などがドイツの戦略家、クラウゼヴィッツの著作を翻訳する際に「情報」という言葉を使ったことで、この言葉が定着したのではないかと考えられている。


 恐らくここでの「情報」の意味は、英語の「Intelligence」により近く、我々が一般に使う「Information」の意味とは異なる。しかしその後「情報」という言葉は「インフォメーション」という単語と結びついてしまい、「インテリジェンス」に相当する日本語は「諜報」とされていたが、現代においてはその言葉もあまり使われなくなってしまった。従って本書ではできるだけ「インテリジェンス」という言葉を使用していくことにする。


 それではインテリジェンスとはどのような意味を持つのであろうか。まずインテリジェンスは行動の指針であると言うことができる。普段我々はインターネットやテレビを通して膨大な量の情報に接しているが、それらのほとんどはインフォメーションであり、意識、無意識的にそれらを認識していない。従ってインフォメーションによって積極的な行動を取る人は少ないだろう。しかし人によっては、天気予報や経済の動きに対して耳を傾け、その情報によって行動を取るのである。

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