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(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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資金調達完璧マニュアル
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1 資金の出し手の本音

『資金調達完璧マニュアル』
[著]丸山武志 [著] 山田英司 [監修]手塚貞治 [発行]すばる舎


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調達方法としてもっともポピュラーな銀行融資。
スムーズな調達を実現するためには、
「貸し手」の視線と姿勢を理解することが大事です


◆「勘定合って銭足らず」では会社は100%倒産する

 お金は企業にとって「血液」のようなものです。

 血液が体の中で正常に循環している場合は問題ありませんが、血流が悪くなったり、出血がひどかったりすると病気になったり、死に至ることがあります。

 企業活動においては、必要なときに必要な額の資金が調達できることが「血液の循環」にあたります。

 たとえば、原材料仕入→加工→販売契約→製品搬送→代金受領といった企業活動のためには、仕入代金の支払い、従業員への給料の支払い、機械購入費といったお金が必要です。お金がなければ機械は購入できませんし、従業員も雇用できません。製品の搬送にも、営業にも支障をきたします。

 「勘定合って銭足らず」という言葉どおり、企業は赤字というだけでは倒産しませんが、お金がないと100%倒産します。

 お金は何らかの形で調達しなくてはなりません。もちろん、日常の企業活動をとおして調達し、その中から支払いをしていくというシンプルな「商売」であれば何の問題もありませんが、企業規模が大きくなればなるほど、先行投資が必要になったり、売掛・買掛といった多少複雑な商取引が発生してきます。まさに、資金調達を円滑に行えることは、企業にとっての生命線といえるのです。

 しかし、資金調達は企業の思いどおりにできるとはかぎりません。それは銀行などの資金の出し手による判断が、資金調達の前提としてあるからです。勝手に「資金が必要だ」といっても、出し手を説得できなければ絵に描いた餅でしかないのです。

 「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」といいます。まずは、資金の出し手がどのような基準で判断をしているのか、資金調達手法としてもっともポピュラーな銀行貸出を前提として、貸し手目線から説明をしていきましょう。
◆銀行は昔から事業の中身を見て貸している

 「銀行は何を見て貸し出しをしていると思いますか」。

 この質問を投げかけると多くの人は「担保」と答えます。

 「銀行は担保主義で取引実績主義。事業の中身も理解せず、すぐに担保を要求する」というのが、銀行に対する大方のイメージではないでしょうか。

 こうしたイメージを持つのは企業経営者にかぎったことではありません。公的機関などのレポートを見ても「不動産担保や保証に依存した融資慣行が金融円滑化の弊害となっている」とか「担保・保証に過度に依存しない、事業性を担保にした融資手法を広めるべき」といった指摘が散見されます。

 「銀行は事業を見ずに担保に依存した融資をしている」といった認識が広く共有されているようです。

 しかし、実際にそうなのか、というと答えは「NO」です。銀行において、融資を断る常套句として「担保がない」という言葉が使われてきたこともあり、担保主義という印象があるのは事実ですが、融資を検討する際、担保の優先度は必ずしも高くありません。

 たとえば、銀行の担当者との融資交渉のやり取りを考えてみましょう。



 銀行が「担保主義」で融資をしていると仮定します。

 であれば、銀行担当者が融資申込客に最初にする質問は、「担保はありますか」「評価はいくらですか」となるはずです。

 担保が第一なのですから、お金を出す際に、まず確認すべきことは「担保の内容と価値」であり、企業の業績や業務内容は聞く必要もないということになるでしょう。

 しかし、実際はどうでしょうか。

 銀行に融資の要請をした経験のある方はご存知でしょうが、融資の相談時に聞かれることは、「何にお使いですか」「返済のご計画は」「決算書を見せてください」「事業計画はありますか」の4つです。

 「担保はありますか?」と最初に聞く銀行担当者は皆無です。もしいるのであれば、その担当者が新入社員でないかぎり、融資業務の経験のない余程の門外漢です。

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