◆ピンチのときの救世主、“潜在意識”って?
通常、私たちは“性格”と呼ばれるものの中で生活しています。
その性格は“意識”の大部分なわけですが、科学的に捉えると“意識(顕在意識)”というのは脳全体の4%ほどしか占めていないと言われています。
そして“潜在意識”とか“無意識”とか呼ばれるものが、脳全体のほとんどを占めているわけです。
極端なことを言えば、日頃、私たちは「脳」のごく一部としか向き合って生活していないのです。
普段、理性的だと言われるような人でも、実際にはあまり“頭を使っていない”ということになります。
もっとも、それは「脳」=「こころ」というような捉え方をした場合で、現実の生活の中では“頭”も“こころ”もフル回転しながら、生活しているのが実情でしょう。
より正確に言えば、必要性のあるときのみ“潜在意識”が働き出して、日頃眠っている“素質”や“才能”や“記憶”を呼び覚まし、驚くほどの力や能力を発揮することになります。