読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

犬耳書店はRenta!へ統合いたします

(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

0
-1
kiji
0
1
1228716
0
インテリジェンス入門 英仏日の情報活動、その創造の瞬間
2
0
0
0
0
0
0
歴史
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
あとがき

『インテリジェンス入門 英仏日の情報活動、その創造の瞬間』
[著]柏原竜一 [発行]PHP研究所


読了目安時間:4分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


 本書は、インテリジェンスを理解したいという読者のために仏英日の情報機関の草創期を扱ったものです。歴史的アプローチの強みは、まえがきでも触れましたが、事前の知識や概念的な枠組みを必要とすることなく、いわばインテリジェンスの醍醐味が味わえるという点にあります。また、本書では同時期における三カ国のインテリジェンスの実態を紹介しましたので、これらの比較から読者が新たな観点や視点を発見できれば、筆者としてこれに勝る喜びはありません。


 本書を執筆するに当たって、資料という点では、『失われた次元(The Missing Dimension)』のような情報史においては古典的とも言える資料を用いました。特に、クリストファー・アンドリューの著作や論文には、改めて読み直してみると、多くの発見がありました。ただ、フランスの暗号解読に関しては、フランス本国の研究が進んでおり、アンドリューの有名なデルカッセ論文もいまではいささか古びた印象があります。また、フランスの防諜態勢に関しては、フランスの研究者セバスティアン・ローランの論文をもとに紹介しました。日本編では、島貫重節著『戦略・日露戦争』(原書房、一九八〇年)は、福島安正の遺稿を利用しており、日露戦争だけでなく、日清戦争からの経緯を知る上で有用でした。また民間の活動の経緯に関しては黒龍会編『東亜先覚志士記傳』(原書房、一九八一年)が役に立ちました。またそれぞれの歴史事項の確認のために、日本大百科全書+国語大辞典(Windows版)(小学館、一九九八年)を用いました。


 本書では、有名な明石元二郎や石光真清の活躍にはあまり触れることができませんでした。是非明石の『落花流水』や石光の『城下の人』『曠野の花』『望郷の歌』『誰のために』といった著作にも目を通していただければ一層理解が深まるものと思います。また、プロパガンダ、防諜活動などにも言及することができませんでした。本書で言及できなかった事項に関しては、拙著の『世紀の大スパイ・陰謀好きの男たち』(洋泉社、二〇〇九年)をご一読ください。


 本書を執筆するにあたって、実に様々な人のお世話になりました。京都大学の中西輝政先生には、様々な御指導、御助言を賜っただけでなく、先生の御厚意により「情報史研究会」の末席に加えていただくことができました。


 本書の執筆に当たっても、中西先生からは、貴重なアドバイスを伺うことができました。本書はあくまでも入門書ですが、インテリジェンスのことをもっとよく知りたい、もしくは学問的な水準でのインテリジェンスを知りたいという方は、情報史研究会が平成二一年に創刊した「情報史研究」をお勧めします。詳しくは情報史研究会のホームページをご覧ください。


 なお本書の5章は、情報史研究会における関誠氏の日本インテリジェンスの発表に強く啓発されたものであり、ここに心からの謝意を表したいと思います。また、帝国防衛委員会に関しては、『情報史研究』創刊号に、奥田泰広氏の充実した論考も記載されています。それ以外にも多くの研究者の方々の発表に教えられることがしばしばでした。改めて中西先生を初め、情報史研究会の皆様に御礼を申し上げると共に、読者の皆様にもこれらの研究者の方々の今後の研究に注目していただければ幸いです。


 また資料収集に当たっては、西尾幹二先生ならびに杠泰介君の協力を得ることができました。この場を借りて御礼を申し上げます。


 この本の企画から出版に至るまで、PHPパブリッシングの丸山孝氏には実にお世話になりました。原稿の完成が大幅に遅れたにもかかわらず、本書を着実に完成させた丸山氏の尽力には御礼の申しようもありません。本当にありがとうございました。


 最後に、母と今は亡き父に感謝の意を捧げたいと思います。本当にありがとうございました。



 平成二十一年七月

柏原竜一

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:0文字/本文:1594文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次