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(2021/11/26 追記)

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自分でできるカウンセリング心理学
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生き方・教養
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まえがき

『自分でできるカウンセリング心理学』
[著]福島哲夫 [発行]PHP研究所


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 カウンセリングは料理に似ていると思います。それは、じつはその気になれば誰にでもできるものだからです。それでいながら限りなく奥が深いところも似ています。また、日々の食事にはできることなら自分や家族が作った料理が、一番おいしくて栄養のバランスもいいというのが理想的だというところも似ています。カウンセリングも日常的に自分自身や家族・友人の間でできると一番いいからです。


 けれども、私たちが病気になったり体調を崩したりした時に、特別な栄養士・調理師が作る療養食を食べて健康を取り戻すことがあるように、心の病になった時にも専門家が細心の注意をもってケアするしかない場合もあります。

 つまりカウンセリングは本来自分自身や家族、友人など身近な人がするべきことで、専門家は、それでは足りないときに必要最低限で、最短期間提供すべきものだからです。ちょうど高血圧や糖尿病の際の療養食のように、専門機関で基本的な方法を学んだら、あとはそれを各自で毎日実践するしかないのです。

 このように自分で作る療養食に相当するのが「自分でするカウンセリング」あるいは別の言葉で言えば「セルフ・カウンセリング」です。それは自分で自分に対してするカウンセリングのことです。

 今日、私たちは様々なストレスにさらされています。そして私たちはそのストレスに対して様々な形で反応しています。うまく発散している人もいれば、自分でそのストレスを増幅させたり、自虐的に自分を痛めつける形で対処したりしている人もいます。ストレスを蓄積させてうつ状態になる人も増えています。

 これら自虐的な反応もうつ状態も、私たち誰もがおちいる可能性のあることです。精神病も私たちに無縁のことではありません。すべて日常のストレスの延長線上にあることです。

 いずれにしてもそのストレスに対して、まずは各自で対処するしかないのが現状です。そしてその対処の仕方によって大きな違いが出てくるのは、やはり体のケアと同じことです。すべて最終的には自己責任で対応するしかないのです。


 この本に書いたことは、私の日々のカウンセラーとしての経験の中で、来談者(カウンセリングを受けに来る人、クライアント)に直接問いかけられたり、「どういう言葉なら、この人に響くだろう」と必死に考えたりする中で出てきた言葉をまとめたものです。

 一見矛盾するような内容もあります。たとえば「きちんとわがままを言おう」と書いておきながら「大人としての行動を」とも書いています。けれども私が一貫して伝えたいのは、「一度しっかりありのままの自分を表現して、自分の本当の姿を見つめてから、少しずつ成長して大人になっていきましょう」ということです。全編を通じてこのことをわかっていただけたならば幸いです。


 二〇〇三年秋
福島哲夫 
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