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メタボ健診、大きなお世話
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メタボ健診、大きなお世話

『メタボ健診、大きなお世話』
[著]帯津良一 [発行]PHP研究所


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 布袋(ほてい)さまの太鼓腹に象徴されるように、昔はおなかがふっくらしていることは健康長寿の(あかし)でした。

 ところが、いまは四十歳を過ぎておなかをたるませていると、それだけで「病気予備軍」とみなされてしまいます。

 おなかのサイズのボーダーラインは、男性で八五センチ、女性で九〇センチ。これを超えると、有無をいわさず、メタボリック・シンドロームの入り口である“肥満”と判定されてしまいます。

 加えて、二〇〇八年六月にスタートした「メタボ健診」では、その肥満の枠にひっかかった人の中からさらに、血圧の高い人や、コレステロールの高い人などを洗い出し、適宜、医療機関へ誘導していく、といった乱暴なことが行われています。

 病気の人も、病気になりそうな人も、早期発見・早期治療で重症化するのを防いでくださいね、というわけですが、
「それは大きなお世話ですよ」

 と、私は事あるごとにいっています。

 数値だけを見て、流れ作業のようにメタボの烙印(らくいん)を押していくその様子は尋常ではありません。

 世間のメタボブームをうまく利用して、太っているのは悪いことだぞ、恥ずかしいことだぞ、とプレッシャーをかけ、一方で病気のハードルを下げながら、いたずらに健康不安を煽って、治療対象者を増やしているような気がしてならないのです。

 それによって得をするのは誰か──つい、そんなことも考えてしまいます。

 健康は数字で表すことはできません。やせていても病気を抱えている人はいますし、おなかがたるんでいても元気な人は元気です。腹囲八五センチの人は病院へ送られて、八四センチの人はお(とが)めなし、というのはどう考えてもおかしいでしょう。

 基準値だけを手がかりに、中高年者の健康を一律に判定しようというのは、とても危険なことです。

 そもそも、メタボの基準値は、不透明な部分が多いことを複数の研究者が指摘しています。誰がどうやって決めたのか、なぜその数値なのか、よくわかっていないことがたくさんあるのです。
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