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(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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二つの生きがい
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生き方・教養
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はじめに

『二つの生きがい』
[著]岡本浩一 [発行]PHP研究所


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 本業の仕事は私たちにとって大きな「生きがい」です。

 仕事は私たちの誇りの中核であり、最重要の自己アイデンティティです。

 仕事をつうじて、私たちは、大きな達成感を味わいもすれば、焦燥や失望も味わいます。

 仕事によって、私たちは、独創性を磨き、人間関係を築き、思いやりを育て、ときには「ならぬ堪忍」に耐えることも覚えます。その意味で、仕事は私たちを育てます。

 仕事は、自己実現の最大の舞台です。快適な職業生活をぬきに幸福な人生を築くことは難しいと思います。

 けれども、仕事がそれほど大切な生きがいであるだけに、生きがいが仕事だけでは、生きていく姿勢のあり方、心のあり方、人間関係の態度などに、微妙な影ができてしまいます。その影は、はじめは微妙な影にすぎなくても、しだいに大きく暗い影となり、個人としての心のあり方を圧迫し始め、やがては、職業人としての生き方までも歪めてしまいます。

 生きがいが本業だけにしか存在しない人生は、自我の周辺領域の発達を阻害し、本人の心を蝕み、まわりの人の潤いをも奪う可能性があります。

 生きがいは二つ必要なのです。

 古来から、治世家や実業人、大学者などには、本格的な趣味をもつ人が多くいます。彼らは、仕事からの逃げ場という意味で、趣味に携わっていたわけではありません。二つ目の生きがいとして趣味をたしなむ心のあり方が、よりよい精神生活と、よりよい職業生活を支えてくれるのです。

 本格的な趣味には「たしなみ」以上の意味と機能があることを、そういう人たちは経験的に知っているのです。

 けれども、経験的なこの事実がなぜそうなのか、ということについてきちんと考え、答えた論考はこれまでありませんでした。

 本書は、この問いに心理学的な観点からきちんと答え、趣味のあるライフスタイルの重要性を説こうとするものです。
「二つの生きがい」は成熟した魅力的な人間の大きな条件です。

 仕事が楽しくてたまらないという人に本書をおすすめします。

 仕事が辛くてたまらないという人にも本書をおすすめします。

 これからもガムシャラに仕事をしていくという人にも本書をおすすめします。

 ご自身の心のあり方と、職業人としてのあり方にこの本は一つの提言をしています。その提言が、ご自身と、ご家族など周囲の人たちの潤いをゆっくりと育くんでくれることを確信しています。


 一九九七年三月
岡本 浩一 
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