読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-2
kiji
0
0
1231960
0
驚異の時間活用術
2
0
0
0
0
0
0
ビジネス
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
第六章 これからの“時間産業”

『驚異の時間活用術』
[著]糸川英夫 [発行]PHP研究所


読了目安時間:16分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


 “省タイム”型商品をめざして

 一人一日、二十四時間という持ち時間のなかで、いかに個々の活動時間を効率化し短縮するかということが、これからの人間社会にとって、不可欠の要件となるであろうことは、想像に難くない。

 医学が進歩したため、こんにちでは、人間はずいぶん長生きできるようになっている。しかし、時間の使い方一つで、五十年の人生が八十年生きていたのと同じにもなれば、逆に八十歳、九十歳まで生きていても、極端にいって植物人間のような人生を送るならば、ほんのわずかの人生しか送らなかったに等しいということになる。

 人生を、より創造的に生きようとすれば、いかに時間の密度を濃くするかということに、すべてのポイントがかかっているといっても過言ではない。

 したがって、これからの商品開発は、消費者がそれぞれ持っている一日二十四時間という時間の中に、どれだけくい込めるかということが最大の眼目となるだろう。

 たとえば近年、多様化・個性化時代のあらわれの一つとして、Do it yourself(自分でやってみよう)といった風潮が強くなりつつあり、日曜大工用の“手作りセット”が人気を呼んでいる。今後、こうした“手作りセット”が非常によく売れれば、サンデー・ゴルファーなどが当然減るわけだから、かつてボーリングが衰退したように、ゴルフ場に閑古鳥が鳴かないとも限らない。

 そうなると、土曜日ないし日曜日の何時間という時間を、日曜大工がとるか、ゴルフ場がとるかという、時間の奪い合いとなる。

 また、家庭用品などを考えてみても、たとえば電気洗濯機などは、電気も消費するけれども時間もまた消費する。だから、“省タイム”型製品をめざして、より効率よく、短時間で作業することのできる洗濯機を作るための競争が行なわれるであろう。これは文字通り、時間の取り合いである。そうした意味で、これからの商品開発は、ますます“時間産業”という性格を強く持つことになってくる。


 “時間産業”の目玉商品

 われわれが、“時間産業”という言葉をはじめて使うようになったきっかけは、ビデオ産業である。

 カラーテレビのあとはカラっぽ、などというだじゃれさえ聞かれたように、カラーテレビのあと、どのような主力商品が開発できるか、一時期、家電メーカーはずいぶん悩んだものである。オーディオは、もう飽和状態にあると見なされていた。

 カラーテレビのあとにのびそうな商品として、当時二つの分野が考えられていた。一つはビデオテープであり、もう一つは有線放送である。

 いま、日本で有線放送といえば、喫茶店やバーやパチンコ屋などで受信する音楽専用の番組か、漁村や山村などの小さな地域で使用される連絡用の放送といったところであろう。ところが、アメリカの有線放送は、ブラウン管での受信が可能である。

 有線というのは、線つまりワイヤーがあるということと、有料であるということだから、本当ならば有料有線というべきであろうが、アメリカでは、この有線放送が非常に発達しており、一定の料金を支払うと、電話線のような線が放送局から家庭へつながるようになっている。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:6392文字/本文:7681文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次