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歴史の勉強法 確かな教養を手に入れる
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歴史
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3 古文書の名称を知る

『歴史の勉強法 確かな教養を手に入れる』
[著]山本博文 [発行]PHP研究所


読了目安時間:18分
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史料館と文書館


 2節の最後の項目で立花家史料館と柳川古文書館に触れましたが、博物館や美術館とは別に史料館や文書館という施設があります。主にまとまった史料群を所蔵する機関で、史料を整理し、管理しています。立花家史料館では立花家の大名道具を所蔵し、柳川古文書館では立花家の文書を寄託されているほか、柳川藩の藩校の(てん)(せき)である(でん)(しゆう)(かん)文庫を所蔵しています。


 史料館や古文書館は、歴史研究者が調査に行くことの多い施設ですが、一般の人には()()みがないかもしれません。


 たとえば、文書館としては成立が最も早い山口県文書館は、毛利家の文書を寄託され、整理しています。山口県立山口図書館の建物の中にあり、若い頃によく調査に行きました。防府の毛利博物館も毛利家の文書を所蔵していますが、こちらは毛利家の(いえ)文書で、山口県文書館は家臣の系譜集である『萩藩(ばつ)(えつ)(ろく)』など藩で作成された記録や近代になって藩史を編纂した時に使った史料を中心に管理しています。


 一般に、江戸時代の藩に残った史料は、大きく家文書と藩政史料に分かれ、さらに典籍類があります。近代になって、家文書は財産として旧大名家がそのまま所蔵しますが、藩政史料については県や市などの地方自治体に引き継がれるのが一般的でした。そのため、複数の史料保存機関に所蔵されることになる場合が多いのです。


 国文学研究資料館の付属施設である史料館は、()(がる)家、(はち)()()家などの大名家文書、各地の農村史料などを所蔵しています。史料群を(さん)(いつ)させないため、当時の文部省が文部省史料館を作って史料群を集め、それが現在は国文学研究資料館の付属施設になっているのです。


 そのほか、文庫と命名されている機関やコレクションもあります。熊本藩細川家の所蔵する美術品や文書を保存する東京の目白にある(えい)(せい)文庫では、定期的に展覧会を開催しています。江戸時代の史料の多くは、熊本大学附属図書館に寄託されており、これらも「永青文庫」として管理・公開されています。

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