『ライムスター宇多丸も唸った人生を変える最強の「自己低発」 低み』
[編]TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」&「アフター6ジャンクション」
[発行]イースト・プレス
私は「耳かき」が好きです。暇さえあればポリポリほじっています。今回紹介する「低み」話は、私が小学生のころの話です。当時の私は暇だったので毎日耳をかいていました。1日10分ポリポリしていました。
最初は耳垢を貯金していたのですが、耳かき衝動は抑えられず、耳垢がないのに耳掃除をするようになりました。耳垢が取れない耳掃除はつまらない。ある日そう思った私は耳垢に代わるものをほじることにしました。
それは「爪」です。爪切りで処理したものをドンドン耳に流し込みました。小学生だった私でも、耳に爪を入れることの危険性は理解していました。