『ライムスター宇多丸も唸った人生を変える最強の「自己低発」 低み』
[編]TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」&「アフター6ジャンクション」
[発行]イースト・プレス
温泉の危険性
古川 宇多丸さんは鍋が嫌いって言ってたじゃないですか(第一章参照)。
宇多丸 鍋は嫌いじゃないよ。つつき合う相手によっては衛生面が気になるだけで、鍋そのものは、むしろ大好物だよ!
古川 じゃあ、お風呂はどうなんですか? 温泉とか。肛門周りにトイレットペーパーがついたまま温泉に入った人がいましたけど、そういう人も結構な割合で入浴してるはずじゃないですか。
宇多丸 温泉はね……正直、現実を見ないようにしてる。
古川 気にし始めるとそこは気になってしまうから、ってこと?
宇多丸 まさしくそう。温泉に行ったら潔癖スイッチを切る。「もうこうなったらしょうがない」って。せっかく温泉まで来たら入らないほうが損だと考えると、わりと簡単に潔癖スイッチが切れちゃうんだよね。