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ライムスター宇多丸も唸った人生を変える最強の「自己低発」 低み
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生き方・教養
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ATOGAKI

『ライムスター宇多丸も唸った人生を変える最強の「自己低発」 低み』
[編]TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」&「アフター6ジャンクション」 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:2分
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あとがき

宇多丸

(ひく)みを(のぞ)()むとき(ひく)みもまた

こちら(がわ)(のぞ)()んでいるのだ



「この小説だけは映画にしたくなかった」というのは1979年に横溝(せい)()原作の『悪魔が来りて笛を吹く』が映画化された際の有名な宣伝コピーですが、それに倣うなら、僕の今の気分はさしずめ、「このコーナーだけは本にしたくなかった」といったところでしょうか。間違いなく、これまで自分が関わってきた出版物のなかでも、ぶっちぎりにくだらない一冊が出来てしまいました。


 しかし、当初は「あんまり盛り上がらなかったらすぐやめればいいか」くらいの期待値最低ラインでスタートしたこの企画、実際にやってみると、放送上では僕がつい噴き出してしまってまともに読み進められないこともしばしばだったくらい、不思議と琴線に触れる投稿が途切れなかったのも事実。結局、一年以上続く密かな人気コーナーとなっていったわけですから、世の中、何がどうなるかわからない。僕自身、映画『ナイスガイズ!』におけるライアン・ゴズリングの奇声芸を模した(つもりの)「低みッ!」というタイトルコールから、いつもその場の思いつきで無責任にデフォルメしてゆく口上まで、毎週ひたすらハイテンションで駆け抜けていたあの頃が、今となってはひどく懐かしい……気がしなくもない。


 恐ろしいのは、ゲラゲラ笑いながらメールに突っ込みを入れつつ、そのエピソードの何がそこまで「低み」を感じさせるのか、を分析しているうちに、時おり、思わぬ角度から、自分自身が無意識に抱えているまた別の「低み」が(あら)わになってしまう瞬間も多々ある、ということです。ニーチェ風に言えば、「低みを覗き込むとき、低みもまたこちら側を覗き込んでいるのだ」とでもいうような……そんな立派なもんじゃねぇか、やっぱ。


 ともあれ、確実にある種のリスキーさを含むこんな「新概念」の単行本化に手を挙げてくださった勇気ある編集者、秋山直斗さんと、番組ゲストとして快く巻き込まれてくださった三浦大知くん、しまおまほさん、そしてもちろん、放送で取り上げられなかった/本書に掲載できなかった分も含めて、当コーナーに投稿してくださったすべてのリスナーの皆さんに、心から感謝いたします。



あんたらみんな、最っ高に、低いよっ!(褒めてます)

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