『封印された国家プロジェクト』
[著]歴史ミステリー研究会
[発行]彩図社
オカルト世界で米ソが対立
第2次世界大戦後からソ連が崩壊する1991年までの冷戦時代、世界の超大国として君臨したアメリカとソ連は激しく対立し、軍事力や科学技術を競い合っていた。
それは、核開発や宇宙開発、航空技術だけでなく、オリンピックでのメダル獲得競争など、スポーツの世界にもおよんだことでも知られている。
しかも、その競争はオカルト的な世界でも繰り広げられた。
アメリカとソ連はお互いを激しく意識しながら、国家的に超能力や超心理学についての研究を推し進めていたのだ。
最初に研究を本格的にスタートさせたのはソ連だったが、そのきっかけをつくったのは、いわば〝デマ〟だった。