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今日、ホームレスになった
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ホームレス入門 ノブさんとの1週間

『今日、ホームレスになった』
[著]増田明利 [発行]彩図社


読了目安時間:16分
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 ホームレスのおじさんはいったいどうやって日々の生活を送っているのか? 大田区蒲田で知り合ったホームレス歴1年10ヵ月という通称〝ノブさん〟と1週間を過ごしてみた。



 ノブさんは茨城の出身で本人の弁では49歳。俳優の田村亮に似ているなかなかの男前。元々は郷里で電気店を経営していたという。お店は亡くなったお父さんが創業したのでノブさんは2代目ということになる。


 平成8年に自宅兼店舗を建て替えたが、その直後に大型の家電量販店が相次いで出店してきたため急激に売上が低下。平成12年末に廃業に追い込まれたという。


 ノブさんがホームレスになった最大の原因は借金。店舗兼住まいを建て替えたときに信金から2000万円の融資を受けたのだが元利合わせて返済できたのは2年ほど、あとは利息だけしか払えない状態だった。


 商いを閉めた後、電気工事士の資格を持つノブさんは設備工事会社に勤めたが、そこの給料では生活していくのが精一杯。信金への支払いをするためついサラ金に手を出したのが運の尽き、雪だるま式に借金が膨らみ家は差し押さえられて競売処分にかけられた。それでも清算できずに自己破産したという。


 妻子には愛想を尽かされて離婚。設備工事の会社もリストラで解雇されたのが平成14年の6月。地元で働き口を探していたが叶わず「東京なら何とかなるっぺ」と上京したものの目算が外れ、いつしか所持金も底を尽き、ホームレス生活に至ったということだ。


 ホームレスにはおおまかにふたつのタイプがある。


 ひとつは公園や河川敷に小屋を建てて暮らす定住タイプ。ホームレスのなかでもより貧しく、高齢者や病人、アル中などが大半。これらの人たちはボランティア団体の炊き出しに頼ったり、夜中、飲食店やファストフード店の残飯漁りをしている人が多い。


 もうひとつは日雇い仕事をしたり廃品回収などで日銭を稼ぎ、サウナ、簡易旅館などを転々としている移動型の人たち。

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