読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-1
kiji
0
1
1235218
0
あの人はなぜ、お金に好かれるのか?
2
0
0
0
0
0
0
生き方・教養
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
はじめに

『あの人はなぜ、お金に好かれるのか?』
[著]秦由佳 [発行]PHP研究所


読了目安時間:10分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


 なぜ、あの人はいつもお金に恵まれているのだろう?

 なぜ、あの人はいつもお金に困らないのだろう?


 そんな疑問を持ったことはありませんか?


 起業をしたり、独立してビジネスをしたりしていなくても、普通の仕事をしているのになぜかお金の巡りが良い人……。

 普通の主婦をしているのに、どうしてかいつも「豊か」なオーラを放っている人……。

 そんな、俗に言う「富を持つ豊かな人たち」には、ある共通点があります。


 私が自分の「お金ライフ」をどうにかしたい、と思い出した頃、周りにいたそのような人たちの観察を始めることにしました。


 私はあの人たちと何が違うのだろう?

 あの人たちが持っていて、私にないものは?

 そう観察しているうちに、ある共通点に出合います。


 それは、「富に溢れた人(お金持ちも含め豊かな人)は、いつも自分を愛している」という共通点だったのです。


 最初に本の企画を頂いた時に、この共通点に気づいた後から私が少しずつ実践していったこと、自分を愛し、お金に愛されるためにしてきたことを、この本ではまとめようと思いました。

 そう、この本を「お金と自分が同時に好きになる本」にしよう、と思ったのです。
「お金と自分が同時に好きになる」というのは、一体どういうことでしょうか? そもそもお金と自分って、関係あるの?と思うかもしれません。

 実は、お金に対する価値観と、私たちが自分自身に対して抱いている価値観にはとても密接な関係があります。

 ただの「お金の引き寄せ本」や「お金のブロックを外す本」ではなく、もっと自分の中にあるお金への愛に目覚めるような、そんな一冊に仕上げようと思い筆をとりました。


 はじめまして、私は心理研究家として主に深層心理や、自分では気づかないような心の問題について研究しています、秦由佳と申します。

 今回お金の本を書くということになった時、私はどうしても「自分のことも同時に好きになってもらいたい」と思いました。

 どうしてかと言えば、ずばり、お金への愛情と、自分への愛情は密に(つな)がっている関係だからです。

 ごく簡単に言えば、お金を愛することは、自分そのものを愛すること。また、自分をありのままに、そのままに愛することができれば、お金を愛することができます。


 私がお金に苦しんでいた時。困っていた時。そして執着していた時。

 幸いなことに、私の周りにはたくさんのお手本となる豊かな人たちがいました。

 彼ら・彼女らはただ単にお金を稼いでいるとか、貯金がたくさんあるとかではなく、とっても幸せそうにお金とつき合っていたのです。


 私はそこから、自分なりに彼らの行動を観察し、分析することで様々な共通点を見つけることができたのです。

 それに、一番驚いたことは、豊かである人たちがお金に愛されるために実際に行っていることというのは、才能や性別、年齢に関係なく「ほぼ、誰でもできること」だったのです。


 だからこそ、まず最初に私はみなさんに、「誰でもお金を愛し、お金に愛されることは可能だ」と伝えたいと思います。


 お金に対する不安や、お金が減る不安、またお金への罪悪感など、いわゆる「お金のブロック」が消えない理由は実は「お金」にあるのではありません。

 私たちの中に(ひそ)かに眠る「自己愛」に問題があることがほとんどなのです。


 自分のやっていることに自信が持てなかったり、何をしても自分のやったことに価値があると思えなかったり。

 あるいは、自分がどんな姿であってもそこに価値があると思えなかったり、価値があると思えないからお金を受けとることも無意識に拒否してしまったり……。


 こうして私たちの見えない「自己価値」が、そのままお金に対する、「受けとれる・受けとれない」を決めてしまっているのです。


 だから、一見お金に関する問題を解消しているようで、私たちの「ありのままへの自己愛」を目覚めさせるための本。そういう意気込みで書き上げました。


 ここで疑問に思った人もいるかもしれませんね?

 なぜ、お金への愛情と自己愛は繋がっているの?と。そもそも自分をありのままに愛したところで、お金の不安は消えるの?と。


 ここで結論を急ぐ前に、まず大切な大前提をみなさんと共有したいと思います。


 ひとつ。

 お金というのは、何かしら仕事をした対価として頂くものだと思います。仕事をしていない主婦の方だったとしても、何もしていなくても、あなたの「存在」に価値があった、といってお金を頂くケースもあるように、何かしらへの「対価価値」を表す道具がお金だと思います。ということは、お金とは「何かをしている・していない」にかかわらず、「価値」を表すツールであるということ。


 もうひとつ。

 自己愛というのは、他人の評価や一般的な常識による判断評価ではなく、自分自身が自分に対して持っている評価のことです。つまり、自分が密かに思っている自分の価値、あるいは自分の存在に対して許している許容範囲のことを自己愛だとします。


 この2つの前提を(もと)に考えた時、私たちは自分の頂くお金に自己愛を重ねているような気がしませんか?

 自分はこれだけもらってもいい、と受けとる許可をしている人は、お金に対する罪悪感が少ない上に、自分に対しても罪悪感がないため、自己愛が高いと言えますよね。


 逆に自己愛が低い場合、どれだけ高い金額をもらうきっかけがあったとしても、そのお金に自分を当てはめてしまって「ふさわしくない」と思ってしまいます。

 そして、無意識にお金をブロックしてしまったり、お金に対する罪悪感に悩んだりしてしまうのです。


 ですから、本書ではお金と自己愛の関係を解き明かしながら、どうしたら自分が「お金」も「自己愛」もどんどん受けとっていけるようになれるか? 一緒に解決していきたいと思います。

私がお金と自己愛に目覚めたのは


 こうやって分かったようなつもりでお金と自己愛について書いている私でも、実は昔はかなり「お金恐怖症」でした。お金が怖い、というよりも、お金に対する変な「強迫観念」があったように思います。


 思えば小学校6年生の時。私ははっきりと思いました。

 老後、お金に苦しみ、お金に嘆き、そして人のお金で生きる人間にはなりたくない。だから、自分でいっぱい稼いで、お金がなくならない仕事がしたい!と。


 今思えば不思議な小学生でした。全くお金の勉強すらしたことがなく、ましてやお金に触れるのはお年玉やお小遣いという程度だったのにもかかわらず、その時はっきり「お金に対する、なくなる不安」が感じられたのです。


 それからというもの、お金がなくなるのではないか、という不安や、お金がたくさんないといけない、というような強迫観念をずっと抱いていました。


 それを抱いているからか、お金関係で問題を起こし、両親を怒らせたり幻滅させたりすることもたくさん。今でこそ思い出ですが、警察に行ったことさえあります。


 ここまでひどかった私が、ある時「お金への愛」に目覚めた瞬間がありました。


 それは私が自分の好きな仕事をし、自分の考えや自分のアイデア、そして自分の「意思」で行った仕事に対してはじめてお金をもらった時です。


 簡単に言えば、「夢中」でやったことに対して、報酬をもらいました。その時はびっくりしたのです。

 高校生の時から、受験勉強を放置してでも奮闘していたバイトでさえ感じられなかった不思議な感覚でした。それは、「お金が(いと)おしい」という感覚。


 これは、他の豊かな人たちを観察していても当てはまることでした。

 彼らは心からお金を「愛おしい」と思っていました。それに加え、自分の「夢中」でやっていることに対してお金を受けとること、その行為自体を自分たちに許可していたのです。


 それを見た私は、何だか半信半疑ながらも、それでも「夢中でやったこと=苦労したと思わないこと」に対する報酬を受けとってみただけ。

 実はただ、それだけのことなのです。


 今まではお金に対して、変な強迫観念があったために、お金が手に入れば使い、使えばまた不安になって一生懸命稼ぐ、というサイクルがありました。

 お金が欲しい、と思いながら、お金が怖い、と思っているので、入ってきたらどうしてもすぐに使ってしまうのです。

 ですが、お金への愛を感じた時、私ははじめて純粋に、「この気持ちでお金をもっと頂きたい」と思ったのです。実はこの時からです。私のお金への強迫観念が弱まり、お金のブロックがなくなっていったのは……。


 この時の特徴として、ある大事なポイントがあげられます。

 まずやっぱり大切なのが、お金への愛が芽生えた時に行った仕事は「夢中でやったこと」だったという部分です。ほとんどの場合「仕事」って、辛かったり努力が必要だったり大変だったり、何か「嫌な思い」をした対価としてお金をもらうものだと勘違いしてしまいますよね。

 でも、私はこの時、夢中になっていたことに対してお金をもらったのです。


 ということは、苦労した分ではなく「夢中」になった分に対して、お金を支払ってもらった。つまり、楽しく好きなことをただしているだけなのに、お金をもらっちゃった……という感じです。

 夢中になる、ということは時間も空間も忘れてしまうくらいにのめり込み、そして苦労さえも忘れてしまうほど楽しんでしまう時になる感覚だと思います。

 もっと言えば「集中している時」といってもいいかもしれません。
「やらされている感じ」がしない仕事のことを指します。


 この感覚でおこなった自分の行為に対して、「価値がある」といってお金を支払ってくれた。これほど嬉しく、そしてこれほど温かいお金はありませんでした。


 この時から、私の中でお金に対する価値観も変わっていきます。

お金への不安を変えようとする前に大切なこと


 そうか、それでいいんだ!

 そうか、彼らはこうやってお金を受けとるから、またお金も巡るんだ……。


 あの時私は確かにそう思いました。心を痛め、何かを我慢し、ひたすら歯を食いしばっておこなったことではなく、

 もっと楽しく、笑って、夢中になって、時間さえも忘れておこなった「好きなこと」でお金をもらってもいいんだ!

 そうはっきり体験して分かったのです。


 このエピソードからも分かるように、実はお金に対する価値観を変えるためには、お金を「もらう」時の心の状態や、お金を「出す」時の心の状態を変えていかなければいけません。少し勇気がいることだったりもしますが、お金への価値観を変える時は、お金をもらう時、出す時の心構えを積極的に変えていく必要があるのです。

 正直、お金に対するアファメーションをいくら(つぶや)いてもほとんど意味がないのです。イメージングをしてお金のブロックを外そうとしても難しい。


 でも、諦める必要はありません。

 誰にでもお金の価値観を変えたり、自分の中にあるブロックを外したり、あるいは自分の中で「お金への愛」を感じることはできます。

 それを達成するためには、自分が普段からお金を使う時、もらう時の自分の心境に気づくクセをつける必要があります。


 それはほんの小さな意識で構いません。

 お金を使う時、お金をもらう時、その時に感じる心に敏感になってみてくださいね。


 そしてここからが最も大切です。


 お金に敏感になって不安になりがちな自分を、責めないこと。

 そしてお金に対してブロックがある自分を情けないと思わないこと。

 お金がなかったり、稼げなかったり、あるいはお金のブロックがある自分を恥ずかしいと思わないこと。


 お金への不安やブロックをどうにかしようと思う前に、自分の中にある自分自身に対する価値観、そしてお金を使うこと、もらうことに対する心境を、しっかりと感じとれるようになることがとっても大切なのですが、そこで落ち込んでほしいわけではありません。それに、自分を責めてしまうことや、お金に対する嫌な価値観を持っていることは何も恥ずかしいことではないのです。


 それをふまえた上で、ここからは本格的に「お金の罪悪感」について、また「自己愛」との関係性について解説していきましょう。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:0文字/本文:4944文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次