しょっちゅう笑ったり泣いたり、感情表現の振れ幅がやたら激しい人がいる。
こういう人は生の感情を出しているから、感情を抑えて出さない人よりいいのではないか、と思う人がいるかもしれない。
だが、このタイプは俗にいう情緒不安定な人である。感情の振れ幅があること自体はいいが、しょっちゅう振れているのは問題があるということだ。
感情の振れ幅については、喜びや楽といったプラスの感情を大きく膨らます努力をすれば、反対のマイナスの感情の幅は小さくなるんじゃないかと考える人もいると思う。だが、プラスの感情の幅が大きくなれば、その分マイナスの感情の幅が小さくなると考えるのはちょっと虫がいい。
マイナスの感情の振れ幅を小さくするには、日頃から反対のプラスの感情の幅も小さくするといいのだ。