「悔いはないが反省はある」。そんなことをいう人がいるが、果たしてその人は、ほんとうに後悔することはないのだろうか。けっこう強がりでいっているようにも感じるが、たしかに後悔の少ない人というのはいるものだ。
後悔する。これは言い換えれば「過去を引きずっている」ことである。
「ああすればよかったのにそうできなかった」「あれをやりたかったのにしなかった」。そんな思いを抱いてしまうのは、力が足りなかったり、判断が甘かったり、リスクを怖がって一歩前に踏み出せなかったからだ。
反対に力があったり、判断が正確だったり、リスクをいとわずやりたいことをやった人は、後悔をあまりすることがないだろう。