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(2021/11/26 追記)

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「片づけられない」「捨てられない」性格が変わる本
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雑学
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第2章 『メンタル・クリアリング』で心のゴミを捨てる!

『「片づけられない」「捨てられない」性格が変わる本』
[著]勝間まなみ [発行]PHP研究所


読了目安時間:23分
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片づけができないのは心のサイン




 第1章で「片づけができないのは心の中に問題があるから」とお話ししました。

 そして、「片づけなくちゃ」という気持ちがあるのに、なかなか行動に移せないのは『3種類の心のゴミ』をたくさん溜めているから、ということをご理解いただけたと思います。

 よく「片づけをすれば、気持ちも整理されて、人生が変わる」という話を耳にされると思いますが、私はこれは順番が違うと考えています。
「片づけよりも心の中のそうじのほうが先」で、それができれば、おのずと体が軽くなって片づけられるようになると思うのです。


 私たちの生きる現代の社会には、片づけられなくなる要素が次々に出てきていると感じます。物質的に豊かで、なんでも手に入る消費社会では、モノは増える一方。しかし、都市部ではマンションなどの住宅事情のために、十分な収納スペースが確保できません。昔のような大家族は消えて、家事や育児を助けてくれる人は身近にいない。育児や教育にもかつては想像できなかったくらい雑事や負担が多くなっています。これではストレスが溜まらないほうが不思議です。

 もっとも、それは家庭の中だけの話ではありません。終身雇用制が崩れ、非正規社員の増加もあって経済格差が生まれ、複雑な人間関係の波にさらされる人たち。その中でストレスを溜め込み、心の健康を害する人も少なくありません。

 その証拠に、日本における年間自殺者数は1998年から3万人を超えています。2012〜2013年は、自殺予防対策が功を奏したのか、3万人をきりましたが、それでも、2万7000人以上の人が亡くなっています。これは交通事故で亡くなった人の約6倍で、一日あたり70人以上の人が自ら命を絶っていることになります。この数字は先進国の中ではロシアに次いで高い水準です。

 自殺した人の原因・動機をみると「健康問題」がもっとも多く、その内訳では「うつ病」がほぼ半数を占めています。


 一見、豊かで平和な日本で、なぜこのように心に問題を抱える人が増えているのでしょうか?


 経済成長が鈍くなり、不況になれば、企業は利益を追求するために、合理化を図ります。知識やスキルばかりが重視され、OA化が進み、社員一人ひとりや働く人の感情はないがしろにされがちです。

 人には感情があり、それが働くうえでのモチベーション(動機)になったり、生きがいややりがいになったりします。感情は生きていくうえでとても重要であるにもかかわらず、今の日本の社会では、周囲との摩擦を恐れ、本音や自分の感情を人前で出すことができません。
「感情をコントロールしなさい」と言われても、それが上手な人もいれば、苦手な人もいます。そして、無理にコントロールしようとすれば、逆にその人の人格そのものに悪い影響を及ぼすこともあるのです。
「うつ病」になりやすいのは、頑張り屋さんで生真面目な人が多いといわれています。自分の感情は二の次にして、ひたすら会社や家族のために働いたり、尽くしたりする人たちこそが、社会の犠牲になって『心の健康』を壊してしまうのです。
『片づけられない人』がこんなにも増えているのは、生きづらくなる社会の中で、ストレスを抱え、悲鳴を上げている人が増えているから。

 そのサインだと私は感じています。

やさしい人ほど見えないストレスを溜めやすい




 今、特に多いと感じるのが、ご本人や周囲に表立った問題が見えないケースです。
『片づけられない』と相談にいらした人と話をしていても、ご本人にも不満やストレスの心当たりがないというのです。

 たとえば、先日もこんなご相談を受けました。
「家族や主人の親戚もいい人ばかり。今、子どもが二人いて、新築の家も建てました。主人もとてもやさしくて、私が具合悪そうにしていたら、お風呂のそうじをしてくれたり、子どもたちも、食器を洗ってくれたり。それなのに私は全然、片づけができなくて、せっかく建てた家もすでにゴチャゴチャなんです。そんな自分がイヤでイヤで……」

 話の中では、原因らしい原因が見つからないのですが、こういったケースは、自分でも気がつかないうちに、いろいろなことを我慢していることが多いのです。


 母親ともなれば、今はいろいろな顔を持たなければなりません。
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