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生き方を考えながら英語を学ぶ
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精神の満足を得る心理

『生き方を考えながら英語を学ぶ』
[著]加藤諦三 [発行]PHP研究所


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劣等感を持っていると人生を楽しめない


 ネヴァ河の川面は朝のうちは凍っていたが,昼ごろになってとけ始めた。この原稿の整理をまさか,レニングラードの雪景色を見ながらすることになろうとは思ってもみなかった。

 ロシアの大地を踏むのはこれで三度目になる。そのたびに,今まで自分を悩ませていたさまざまのわずらわしさはどうでもいいように感じてくるのである。

 今日僕はモスクワから「赤い矢」という夜汽車にのってレニングラードについた。ネヴァ河の水は薄い太陽にキラキラと輝き,そのむこうに雪をかぶった家々の屋根が続いている。僕はこうしたなかで,かつて僕を苦しめた劣等感について考えてみようという気になった。それは今の僕には,まさにどうでもいいようなことで苦しんでいた日々の感情である。

 どうも僕ばかりではなく一般に日本人は劣等感の強い民族であるような気がしてならない。そして劣等感を持ってしまうと,他人に優越することが唯一の喜びになってしまいがちである。

 It seems that superiority is the only satisfaction for Japanese.

 こう言ったら日本人は怒るかも知れない。しかしこのことばに怒ったら,やはりその人は劣等感を持っているのではなかろうか。僕も劣等感を持っているとき,劣等感を持っていると他人に言われると怒ったものである。
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