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生き方を考えながら英語を学ぶ
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あとがき

『生き方を考えながら英語を学ぶ』
[著]加藤諦三 [発行]PHP研究所


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 この本の一部の原稿を書いたり,整理したりしたのは本文中にもでてくるが,レニングラードのネヴァ河のほとりであったりサマルカンドの回教寺院であったりとあちらこちらにとんでいる。おまけにときどきはアウグスチヌスの『告白録』などがでてくる。それはちょうどその中央アジアへの旅に僕は『告白録』を持って出たからである。シルクロードを歩きながら,一人でアウグスチヌスを読んでみたかったのである。そのアウグスチヌスが『告白録』のなかで,外国語の勉強について次のようなことを言っている。

 彼はギリシャ語の勉強を残酷な脅迫と罰でもって強制されたという。一方ラテン語のほうは,乳母があやしたり,人びとがふざけて笑いかけたり,おもしろい冗談を言ったりしているあいだに,何の恐怖も責め苦も感じずに,覚えてしまったらしい。そしてラテン語を学ばせたのは,自分の考えを外にあらわそうとすることだったという。さらに結論として,言語を学ぶうえで,効果のあるのは,恐ろしい強制ではなく,むしろ自由な好奇心であるとのべている。これはなかなか参考になる意見ではなかろうか。

 われわれはことばによって何か考えを表現しようとする。あるいは何かの考えを聞こうとするし,読もうとする。ところがその内容がまったくわれわれに無関心であったなら,そのことばは死んでしまう。英語にはいろいろの勉強の仕方があろう。そのひとつとしてとにかく自分の考えていることを,英語で言ってみることがいいと思う。

 その際正しい英語を使うにこしたことはないが,正しい英語にとらわれて,英語を書くことが億劫になってしまうのはよくない。

 この本はもともと書く者が流浪の旅の中で書いた部分さえあるのだから,読む方も気楽に読んでもらいたい。

 英語に親しむということも,英語をやるのに大切なことである。

加 藤 諦 三 
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