■大切なのは改善を重ねること
改善を行う場合、最初から「100点」をねらうと何もできなくなってしまう。
日本人はリスクを取ることが苦手ということもあって、成功確率が限りなく100%に近くないと挑戦をためらう傾向がある。
しかし、考えても見るといい。
もし最初から成功するとわかっていれば、それは挑戦とは呼ばないはずだ。改善を行う前には当然、いくつもの案を考え、しっかりした比較検討を行ってからとりかかるわけだが、だからといって100%の成功が保証されるわけではない。人間のやることだから、慣れやヒューマンエラーの問題もある。たとえその工程の改善がうまくいっても、前後の工程との関係で問題が起きることもある。